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リベンジなるか?2回目の総合旅行業務取扱管理者試験を受験(2018年)!結果はまだ!

 2018年10月14日(日曜日)に総合旅行業務取扱管理者試験を受験しました。昨年に引き続き2回目の挑戦です。

 肝心の試験の手応えはどうだったかというと自己採点した結果、お陰様で合格点である6割を上回っていました。 ただし、正式な合否発表はまだ先なので油断できない状況です。マークミスしてる可能性もゼロではありません。早く結果が分かって欲しいものです。

 試験の手応えの話はこのくらいにして試験問題ついて感想を少し書いてみます。受験区分E(約款・海外旅行実務)で受験しました。

 

【約款】

 約款に関しては当初予想した通りの問題が出題されました。過去問を解いていれば問題無く合格点の6割を獲得できます。海外旅行実務に例年、難しい問題が出題されるのに対し、約款はほぼ過去問の焼き直しでした。仮に見たことがない問題が出たとして、それが解けなくても合格点に達することができると思います。心配無用でした。

【海外旅行実務:航空運賃】

 ここから海外旅行実務に入ります。まず航空運賃計算ですが、今年の問題はえげつなかったです。運賃計算を行う時に使う冊子にも運賃規則や運賃が事細かく、これでもかというほど書かれていて情報の整理がとにかく大変でした。

 苦労して答えを導き出しても「もしかしたら何か見落としているかもしれない」とかなり不安にさせられます。

【海外旅行実務:パスポート、税関】

 パスポート、税関に関する問題は例年通りでした。過去問を解いておけば問題ありません。この分野が海外旅行実務で最も簡単です。この分野の点数が低い人がいたらまずはここを勉強すれば大丈夫です。

 とはいえ海外旅行実務は分野によってレベルの差が大きすぎる気がします。

【海外旅行実務:英語】

 前回の試験で英語の得点が悪く、その対策のための英語学習に力を入れてきましたが今回の試験で大きく得点が伸びることはありませんでした。しかし、前回より高い点数だったので一定の効果はあったと思います。

 私の読解力では英文を最初から最後まで通しで読むことは出来ず、選択肢を参考にして文中から該当部分を探し出し、合っているか間違っているか考えるやり方で問題を解きました。もう少し余裕が欲しかったです。

【海外旅行実務:海外観光地理】

 海外観光地理に関しては前回と比べて得点が変わりませんでした。これから試験を受ける人にはこの分野の勉強を強くオススメしません。成果が出にくいからです。試験範囲も広く、正解したとしても2点しか獲得できません。

 試験中であってもここは一瞬で済ませて他の分野に取りかかった方がいいと思います。海外地理も勉強していましたが、ここまで点数が伸びないとは思いませんでした。

 出題される問題も年々マニアックなっています。例えば今年はルーブル美術館に所蔵されている作品を複数の選択肢から、該当するものを全て選ばせる問題がでました。

【海外旅行実務:航空知識、時間計算】

 前回よりも大幅に得点があがったのが航空知識、時間計算の分野でした。昨年の15点から30点に上昇しました。勉強する上でコスパが高い分野だといえます。

 ただ試験の際、この分野にそこそこ時間をかけて下さい。時間計算は簡単な計算ではあるんですが試験時間が少なくなり、焦っている状況だとケアレスミスをしてしまう可能性が高くなります。

 想像してみて下さい。試験時間が残り10分の中で問題文を読み、資料冊子から情報を読み取って計算して答えを出す。条件の見落としや読み間違いにマークミス。結構、大変です。ですので、この分野の解答時間を確保した上で試験をはじめてください。

 

 2回目の試験でしたが勉強した割に点数が上がっていないものと、上がったものがあることが分かりました。「パスポート、税関」や「航空知識、時間計算」は成果が出やすいので重点的に勉強しておくべきですね。

 あと英語は全問正解したかったです。今回の試験で英語学習が不十分だと分かったので引き続き勉強します。

 正式な結果発表は11月末です。無事に合格しているといいのですが。

高知のよさこい祭りはイロイロ面白い!

 香川県に住んで4年がたちます。それだけ住んでも足を運んでいなかったお祭りがありました。それは徳島県の「阿波踊り」と高知県の「よさこい祭り」。どちらも超有名なお祭りですよね。お祭り業界のトップブランド。

 人気があるお祭りですが、今まで足を運ぶ機会がありませんでした。でも四国に住んでいながらいまだに行ったことがないのはちょっと、、、という勢い?で今年遂に「よさこい祭り」、「阿波踊り」に行ってきました!

 結論からいうと、どちらも噂通りの素晴らしいお祭りでした!もっと早く見に行けばよかったと思ったほどです。今回はまず高知県の「よさこい祭り」をレポートします。南国土佐を後にして〜♪

 朝の高知駅です。スゴイ人です。何度も高知駅に来たことがあるんですがここまで人で溢れているのを見るのは初めてです。

 改札を出てすぐの場所に「べろべろの神様」像を見つけました!コレ、ネットで見てから実際に見てみたいと思ってたんです。ラッキーでした。

 この 「べろべろの神様」は毎年3月に高知市内で開催される酒飲みのためのイベント「土佐のおきゃく」のキャラクターです。「おきゃく」とは土佐弁で「宴会」を意味します。

 それにしても面白いキャラクターです。酒に酔ってますし、股間はふくらんでますし。おおらかな高知県にぴったりのキャラです。

 高知駅からは路面電車「とさでん」に乗って中心部へ。帯屋町(おびやまち)に着くとお祭り開始前にも関わらず人がいっぱいでした。

 「よさこい祭り」は高知の中心部にある様々な演舞場(会場)で開催されるので色々見てまわるのがオススメ。アーケードがある演舞場もあるので雨に濡れることもありません。

  よさこい祭りが始まるまで周りをウロウロしていたら面白いものを見つけました。会場(商店街の道)の両端にある自由な感じの観覧席です。お祭り会場でこういったものを見かけたことがなかったのでびっくりしました。自由度、高っ。*黄色いテープは主催者が設置したものです。

 ちなみに祭りの主催者が有料で販売する席もあります。それとは別に地元の人が場所取りしているみたいです。その場所取りのやり方が個性的だったので紹介します。写真はすべて帯屋町(おびやまち)演舞場。

 面白いネタをたくさん紹介するデイリーポータル(http://portal.nifty.com/)というサイトがあって大好きなんですがそれっぽい感じのネタを見つけられて嬉しかったです。

 まずはこれ。青いビニールシートで場所取りするのはもう場所取りのセオリーですよね。会場でも何個も見かけました。

 これは手に入りにくい赤いテープで自己主張しているのがいいなって思いました。

 つぎはこれ。シートの上にキャンプで使う折りたたみイスを置いてます。すごく座り心地が良さそう。

 花見の場所取りのように見張りの人はいませんでしたが盗まれないんでしょうか。

 つづいてこれ。最もオーソドックスな場所取りです。千と書かれてます。名字が千なんでしょうか。珍しかったので撮影しました。

 お次はこれ。ナカさん専用席です。撮影して気づいたんですが皆さん場所取りスペースは2タイル〜3タイル位までにしていました。

 次は、、、これ!いいんでしょうかこれ。めちゃめちゃ場所取ってます。しかも場所の取り方が雑!スゴイ人がいるもんです。

 これ。オカダさんのスペース。シートがガムテープで補修されているところから年期を感じます。よさこい踊りの観覧歴10年は堅いでしょう。

 最後はこれ!私が最も座りたかったイスです。帯屋町(おびやまち)演舞場は商店街の中にあるので近くのお店から運んできたイスかもしれません。

 すごく座り心地が良さそうです(2回目)。イスの下のビニールシートも丁寧に貼られていて好感度が高いです。このお店に行ってみたい!

 いや〜それにしても色んな場所の取り方があるもんです。いつから場所取りがはじまるんでしょうか。というか勝手にどけたりする人が出てこないんでしょうか。色々なことが気になりました。

 こういうの、高知県特有のものだと思います。たぶん。

 場所取りネタをたくさん書きましたけど、よさこい祭りも見逃してませんよー。軽快な音楽とダイナミックな踊りに魅了されました。見応えありです。

 徳島県阿波踊りが歴史400年と言われるのに対して「よさこい祭り」がはじまったのは戦後。その分、よさこい祭りは全体を通して現代的です。例えば大きなスピーカーから流れる大迫力の音楽を聞くと、とても現代ぽく感じると思います。

 このトラックから音楽が流れてきます。踊りだけじゃなくてトラックの装飾やトラックの上で演奏するバンドにも注目すると面白いです。祇園祭り(京都府)でいうと山鉾(やまほこ)ですね。

 みんな。よさこい祭りに夢中ですね。

 よさこい祭り高知市中心部に点在する演舞場で開催されているので踊りを見た後でひろめ市場に行ったり、高知城に行ったりもできます。観光もしやすいんです。

 よさこい祭りは楽しいのでこの記事を読んで興味を持った人は是非、高知に遊びにいってみてください。

 最後に1つ。よさいこい祭り期間中はホテルが満室です。予約は半年前くらいから準備しておいてください。それではまた!

・よさこい祭り公式Webサイト
・土佐の「おきゃく」2019 

観光客が少ない瀬戸内海の島・手島(てしま)でのんびり過ごす。

 毎日、暑いですね。7月ももうすぐ終わりで来週から8月です。暑いですが天気が良い日も多くて観光するにはもってこいの季節がいよいよやってきます。香川県でも直島(なおしま)や豊島(てしま)はアート目当ての観光客でいっぱいです。

 先日、発売された雑誌「Casa Brutus」でも香川県が特集されていました。香川県が注目され多くの人に遊びに来てもらえるのは本当に嬉しいことです。

 とはいえ注目されると雑誌に載ってるような観光スポットには行きたくないな〜と思う人も出てきますよね。今回はそんな人にぴったりな瀬戸内海の島・手島(てしま)をご紹介します。観光地化されていないので旅慣れている人向けです。

 手島(てしま)に向かう船は丸亀港から出ています。というわけで丸亀駅までやってきました!丸亀港まで徒歩で10分ほどです。

 駅を出てそのまま丸亀港へ行くのはもったいないので駅の周りを少し歩いてみましょう。結構、面白いものがあるんです。

 例えば駅と隣接するスーパーには丸亀市のゴミ袋が売られています。それはどこでも同じですが、なんと袋の色がゴールド!変わってますよね。こんなところからも丸亀を楽しんで下さい。

 次はこちら。駅を出てすぐの場所にある「丸亀市猪熊弦一郎(いのくまげんいちろう)現代美術館」です。建物も展示物も見応えがあります。髙松市が政治・経済の街だとすると、丸亀市は文化の街です。

 美術館以外に丸亀城もありますし香川県の文化を楽しみたいのなら丸亀市がオススメですね。

 そうそう、駅の近くには骨付き鳥で有名なお店「一鶴(いっかく)」の本店があります。休日は必ず行列が出来るほど人気があります。うどん以外にもおいしいものが香川県にはあるんです。

 一鶴は東京、大阪にも店舗があるので香川まで行けないという人はまずはそちらに行ってみて下さい。丸亀には一鶴の他にも骨付き鳥が美味しいお店が沢山あります。丸亀に来たら骨付き鳥です。

  駅の周りを一通り散策した後は、いよいよ丸亀港へと向かいます。

 ここから船で手島へと向かうわけですが少し注意を。はじめにも書きましたが手島は観光地化されていない島です。ですから観光客向けのお土産屋やレストランはありません。

 必ず出発前にコンビニやスーパーで食料と飲料水を買っておいて下さい。ゴミを捨てるためのゴミ袋も必要です。公共のトイレは手島にもあります。手島のフェリー待合所のすぐ横です。

 夏場に訪れる場合は日傘や帽子が必要です。設備が整っていないので小学生以下のお子さんは連れて行かない方がいいと思います。

 船に揺られて40分。手島へ到着しました。写真を見てもわかるとは思うんですが殆ど人がいません。外国人も皆無です。だからこそ手島では時が止まったようなひとときをすごせます。早速、手島を散策してみましょう。

 船を降りてすぐの場所に手島の案内看板があります。見ての通り小さな島。フェリー乗り場は島の南に位置します。今回は南から北の海岸まで歩いてみました。

 これは船の待合所です。この小屋の左側にあるのは島で唯一の公共トイレです。綺麗です。島の北側にある海岸まで片道、徒歩で30分から40分程度はかかるのでここでトイレを済ませておくと安心です。

 海岸に出発する前に待合所近くを歩いてみると神社がありました。鳥居の前は海です。海に面した神社というのも島ならではです。

 神社前の海です。人が誰もいないくて、車の音も聞こえてきません。

 何かの掘削場の跡でしょうか?詳しいことは分かりませんでしたが、かつて手島に何か大きな産業があったことを伝えてくれます。昔はもっとたくさん人がいたんでしょうね。

 空がとにかく広いです。そして山の形がくっきりしています。日本昔話みたいな山です。香川県は写真の様な山が多くて香川ならではの景色だと思います。自撮りが趣味な人はこういう場所で撮るのもいいと思うんですが、どうでしょうか。

 海岸までの道路は舗装されているので歩き易いです。道幅も広い。

 海岸まではもうすぐです。手島の魅力は観光地化されていない瀬戸内海の島を見られることですが、道を歩いていて他の魅力を見つけました。それは鳥のさえずりです。

 島内の道を歩いていると鳥の声が周りから聞こえてきます。島内は建物が少ないので音もよく響きます。これは実際に手島に行って耳を澄ませてみて下さい。驚くほど綺麗な音がきこえてきますよ。

  ようやく島の北側にある海岸に到着しました。見ての通りプライベートビーチ状態です。こういう場所でゆっくり過ごすのが最高ですよね。

 観光客向けの施設は無いのでここでコンビニで買っておいたおにぎり、サンドイッチを食べましょう。キャンプで使うような折りたたみイスがあれば更に良い感じです。

  瀬戸内海は穏やか。遠くに小さな島も見えます。これは瀬戸内海の典型的な景色です。瀬戸内海に面している地域、香川県岡山県広島県愛媛県では瀬戸内海の様々な表情が見られます。これは他の地域には無い観光の切り口だと思ってます。

 海岸の近くには小さなお地蔵さんがありました。海の彼方を眺めています。

 海岸でゆっくりした後は船の乗り場へと戻りましょう。帰りの船に乗り遅れると大変なので少し余裕を持っておくといいです。

 フェリーに乗って島を離れます。天気が良ければ帰りはサンセットクルーズが楽しめます。歩き疲れてそれどころじゃないかもしれませんが、折角なので楽しんで下さい。フェリーなので自由に部屋の外に出られますし、写真も撮れます。

 サンセットクルーズは直島や豊島を行き来する船やフェリーからでも楽しめるんですが、そちらは乗船時間が短いですからね。ゆっくり楽しむのなら手島だと思います。

 フェリーの中にはこんなコーナー席もあって意外と広々としています。窓から差し込む夕日を眺めながらドリンクでも飲んで下さい。

  丸亀港にフェリーが到着し、無事に丸亀に帰ってきました。観光客が少ない瀬戸内海の島・手島(てしま)、どうだったでしょうか?一般的な観光地とは違って自分で色々と工夫をしないと楽しめない場所です。その分、普段と違った旅が楽しめるので合う人には合うと思います。そんな人は是非、手島へ。

【手島(てしま)地図】

【丸亀港・手島間のフェリー時刻表】

bisan-ferry.jp

【国際郵便】海外の友達へ雑誌を送ってみた【第三種郵便物】

 この間、韓国・ソウルに住んでいる韓国人の友達に雑誌を送ることがあったので送り方や料金について書いてみます。

  日本から海外(ソウル)へ雑誌を送るのは手続が面倒で大変でした。郵便局で国際郵便(印刷物)という形で雑誌を送ったのですが、色々な取り決めがあってとにかく分かりにくかったです。今後、同じ様に雑誌を海外へ送る人の役に立てればと思います。

 

 【はじめに。】

・郵便局の窓口で送ります。

・今回は「国際郵便」で、「印刷物」である「雑誌」を、「第三種郵便物」として、「船便」で送ります。送り先は韓国(料金区分:第1地帯)です。窓口の局員にはカッコで囲んだ言葉を順番に伝えて下さい。雑誌の送り方は色々ありますが、これが最安で送る方法です。

「第三種郵便物」とは簡単に説明すると公益性があると認められた雑誌のことで、認可された雑誌には小さく「第三種郵便物認可」と書かれています。送料が特別に安く設定されています。硬派な雑誌だけでなくBRUTUSの様なカルチャー誌も認可されています。

・「第三種郵便物認可」の記載がある雑誌は個人でも「第三種郵便物」として送ることができます。

「船便」は時間はかかりますが最も安く荷物を海外へ送れます。追跡はできません。追跡が必要な場合、追加料金が必要です。

・今回かかった送料は220円でした。雑誌1冊、封筒、雑誌の折り曲げ防止の段ボール、全てあわせて443グラムでした。「第三種郵便物」でなければ430円かかります。発送手続は複雑ですが料金がほぼ半額になるのでやってみる価値はあると思います。

 

【梱包方法について。】

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 この様に梱包して下さい。いくつか重要なポイントがあります。

・今回は「第三種郵便物認可」がある雑誌を送ります。局員に雑誌が「第三種郵便物」であることを確認してもらう必要があります。ですので完全に梱包が済んだ荷物を郵便局に持ち込まないこと。局員の確認が済んだ後に密封します。

・写真右上に写っている緑のラベル(シール)は「税関申告書(CN22)」です。これは郵便局で配布されていますので事前に用意して記入しておきましょう。その際、重量や署名欄の日付は未記入のままにしておいて、窓口で重量計測、料金支払い後に記入すると間違いがありません。

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参考:税関告知書・CN22

https://www.post.japanpost.jp/int/use/writing/customs.html

・「税関申告書(CN22)」の記入方法についてはネットで数多く紹介されています。雑誌を意味するHSコードは「4902.90」です。

・封筒に「Printed Matter」、「VIA AIRMAIL」と記入します。「Printed Matter」のみ書く位置が指定されています。差出人住所の下に書いて下さい。「Printed Matter」は印刷物という意味です。

 

【上手く送れない場合について。】

 今回の様なケースは送り方としてはかなりレアです。ですのでスムーズに発送手続が進まない場合があります。そんな時はこちらから説明しなければなりません。その時のために補足しておきます。

 

・局員「第三種郵便物は国内のみ利用できるサービスなので外国への発送には利用できません。」

→「第三種郵便物」を船便で海外に発送する場合の料金が日本郵便のホームページに記載されています。

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参考:船便・印刷物・第1地帯「料金表」

http://www.post.japanpost.jp/int/charge/list/normal1.html#

 

・局員「雑誌を印刷物、かつ第三種郵便物として船便で海外へ送る場合、梱包を密封することはできません。簡単に開封できるような状態にしなければなりません。」

→確かに「印刷物」を海外に送る場合、簡単に開封できるようにすること、と定められています。しかし例外があります。雑誌のみを送る場合は例外として密封が認められています。

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参考:「印刷物の包装の仕方」

http://www.post.japanpost.jp/int/service/pm_packing.html

 

・局員「雑誌は印刷物ではありません。本や個人で印刷した書類だけが印刷物です。」

→ホームページに雑誌も印刷物として扱われると書いてあります。

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参考:「印刷物(雑誌・本)」

http://www.post.japanpost.jp/int/service/printed_matter.html

 

・局員「国際郵便について詳しくありません。」

→局員に「低料印刷物船便」について同僚にたずねるか、オペレーターに問い合わせてもらうように依頼しましょう。今回、私が雑誌を送った時にもらったレシートには「低料印刷物船便」と記載されていました。最悪、この言葉を伝えれば理解してもらえると思います。

 

 以上が送り方の説明となります。インターネットがいくら発達しても、まだまだ雑誌という媒体に載っているコンテンツは侮れません。海外に住んでいる友達に雑誌を送ってあげると喜ばれると思います。今回の様に第三種郵便物として発送すれば料金は安くて済みます。よかったら参考にしてみて下さい。

香川県立美術館:特別展「イサム・ノグチ 彫刻から身体・庭へ」を見に行ってきました。

 香川県は「うどん」が有名なだけではありません。「アート」も香川県を象徴するものの1つです。最近では3年に1度開催される「瀬戸内国際芸術祭」が有名ですが、この祭典がスタートする以前から香川県は「アート」と深く関わってきました。

 その歴史の中でも特に香川県にアトリエを構えた芸術家で日系アメリカ人の「イサム・ノグチ」は有名です。インテリア好きならこの名前を聞いたことがあるかもしれません。

 私も香川県に住むようになるまで、その程度の知識しかなかったんですが香川県にある「イサム・ノグチ庭園美術館」や北海道の「ブラック・スライド・マントラ」を訪れるうちに彼に興味を持つようになりました。

 そんな中、香川県立美術館で特別展「イサム・ノグチ」が開催されているのを見つけ、興味もあったので見に行ってきました。訪れた日は5月18日金曜、「国際博物館の日」です。この日なら特別展、常設展がなんと無料で見られます!実はこの日を狙ってました。

 写真には写っていませんが、奥の大きな建物の裏に香川県立美術館はあります。美術館は髙松都心にあるので駐車場がないと思って、歩いてすぐの香川県玉藻町(たまもちょう)駐車場に駐車したんですが、実際には美術館に駐車場はありました。値段も同じです。

 値段が同じなら美術館に駐めればよかった、、、。これから美術館に行く人のために駐車場の位置を書いておきます。どちらも25分あたり200円です。玉藻町駐車場は深夜など料金が異なります。

香川県玉藻町(たまもちょう)駐車場】

香川県立美術館・駐車場・入口】 

 

 私が駐めた玉藻町駐車場からはこんな景色も見られます。髙松港と岡山県宇野港とを結ぶフェリーの看板です。瀬戸大橋が開通するまで飛行機を除くとフェリーが岡山・香川間の交通手段でした。

 今も高松港宇野港を結ぶフェリーは廃止されていません。あえて髙松・岡山間をフェリーで移動するのもオススメです。四国らしい旅になると思います。高速道路やJRの料金と比べるとフェリーの料金は若干安かったはずです。

 物流の面からみると、トレーラーなど車両の幅が大きて全長が長く、重量物を乗せている場合、フェリーは特別な手続が不要で安く運べると聞いた事があります。実際のところはどうなんでしょうか。どちらにしても、いつまでも残っていてほしいです。

 フェリーの看板を後にして美術館へ歩くと立派な入口が見えてきます。県立美術館の入口が橋になっているところは珍しいんじゃないでしょうか?その理由は立地にあります。香川県立美術館は高松城跡(玉藻(たまも)公園)に隣接して建てられているんです。多分ですが、橋が架けられている場所はかつての堀だったのでしょう。

 堀の石垣も綺麗に再現されています。こうしてみると各都道府県の県立美術館を見比べてみるとすごく面白そうです。また1つ旅のネタが見つかったような。

  美術館入り口にはこんな張り紙が貼られていました。1万人突破。香川県民のイサム・ノグチに対する関心の高さがうかがえます。

 そして、いよいよ展覧会へと向かいます。この展示物は写真撮影が可能でした。展覧会の感想ですが、様々な作品を通してイサム・ノグチの若い頃から最晩年に至るまでの人生に触れることができました。まるでドキュメンタリーを見ている様でした。

 印象的だったのは作風の変化です。私は今まで「庭園美術館」にある抽象的な岩の彫刻や、「ブラック・スライド・マントラ」の様なものこそが、イサム・ノグチだと考えていて、若い頃からそういうものを制作してきたと思い込んでいました。しかし、そうではなく、人の顔の彫刻を作るという具体的な行為が、彼の制作のはじまりだったんです。

 イサム・ノグチは長い間、試行錯誤を繰り返していたわけですね。このことで彼を身近に感じる様になりました。なぜって誰にとっても人生は試行錯誤の連続で、偉人であっても例外ではないと思ったからです。

 あとは北海道にある「ブラック・スライド・マントラ」が雪に映えるように黒い石で作られたということを知ることができました。逆に夏場は触れないくらい暑くなりますが。

 一方で物足りなかったのは香川県イサム・ノグチの結びつきです。この展覧会は大分県立美術館、香川県立美術館、東京オペラシティの3会場で開催されます。香川県立美術館独自の展覧会ではありません。

 やはり香川県で開催するのであれば1つの切り口、視点として大きく取り扱って欲しかったです。もちろん香川県に関する展示はありましたが十分ではありませんでした。その点が唯一、残念でした。

 ちなみに香川県立美術館は冒頭にも書きましたが高松城跡に面しています。この立地を活かして、香川県立美術館の窓から高松城跡(玉藻(たまも)公園)が見渡せるようになっています。景色を眺めるのに入場料は要らないので、それを見るために立ち寄ってみるのもオススメです。

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