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【国際郵便】海外の友達へ雑誌を送ってみた【第三種郵便物】

 この間、韓国・ソウルに住んでいる韓国人の友達に雑誌を送ることがあったので送り方や料金について書いてみます。

  日本から海外(ソウル)へ雑誌を送るのは手続が面倒で大変でした。郵便局で国際郵便(印刷物)という形で雑誌を送ったのですが、色々な取り決めがあってとにかく分かりにくかったです。今後、同じ様に雑誌を海外へ送る人の役に立てればと思います。

 

 【はじめに。】

・郵便局の窓口で送ります。

・今回は「国際郵便」で、「印刷物」である「雑誌」を、「第三種郵便物」として、「船便」で送ります。送り先は韓国(料金区分:第1地帯)です。窓口の局員にはカッコで囲んだ言葉を順番に伝えて下さい。雑誌の送り方は色々ありますが、これが最安で送る方法です。

「第三種郵便物」とは簡単に説明すると公益性があると認められた雑誌のことで、認可された雑誌には小さく「第三種郵便物認可」と書かれています。送料が特別に安く設定されています。硬派な雑誌だけでなくBRUTUSの様なカルチャー誌も認可されています。

・「第三種郵便物認可」の記載がある雑誌は個人でも「第三種郵便物」として送ることができます。

「船便」は時間はかかりますが最も安く荷物を海外へ送れます。追跡はできません。追跡が必要な場合、追加料金が必要です。

・今回かかった送料は220円でした。雑誌1冊、封筒、雑誌の折り曲げ防止の段ボール、全てあわせて443グラムでした。「第三種郵便物」でなければ430円かかります。発送手続は複雑ですが料金がほぼ半額になるのでやってみる価値はあると思います。

 

【梱包方法について。】

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 この様に梱包して下さい。いくつか重要なポイントがあります。

・今回は「第三種郵便物認可」がある雑誌を送ります。局員に雑誌が「第三種郵便物」であることを確認してもらう必要があります。ですので完全に梱包が済んだ荷物を郵便局に持ち込まないこと。局員の確認が済んだ後に密封します。

・写真右上に写っている緑のラベル(シール)は「税関申告書(CN22)」です。これは郵便局で配布されていますので事前に用意して記入しておきましょう。その際、重量や署名欄の日付は未記入のままにしておいて、窓口で重量計測、料金支払い後に記入すると間違いがありません。

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参考:税関告知書・CN22

https://www.post.japanpost.jp/int/use/writing/customs.html

・「税関申告書(CN22)」の記入方法についてはネットで数多く紹介されています。雑誌を意味するHSコードは「4902.90」です。

・封筒に「Printed Matter」、「VIA AIRMAIL」と記入します。「Printed Matter」のみ書く位置が指定されています。差出人住所の下に書いて下さい。「Printed Matter」は印刷物という意味です。

 

【上手く送れない場合について。】

 今回の様なケースは送り方としてはかなりレアです。ですのでスムーズに発送手続が進まない場合があります。そんな時はこちらから説明しなければなりません。その時のために補足しておきます。

 

・局員「第三種郵便物は国内のみ利用できるサービスなので外国への発送には利用できません。」

→「第三種郵便物」を船便で海外に発送する場合の料金が日本郵便のホームページに記載されています。

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参考:船便・印刷物・第1地帯「料金表」

http://www.post.japanpost.jp/int/charge/list/normal1.html#

 

・局員「雑誌を印刷物、かつ第三種郵便物として船便で海外へ送る場合、梱包を密封することはできません。簡単に開封できるような状態にしなければなりません。」

→確かに「印刷物」を海外に送る場合、簡単に開封できるようにすること、と定められています。しかし例外があります。雑誌のみを送る場合は例外として密封が認められています。

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参考:「印刷物の包装の仕方」

http://www.post.japanpost.jp/int/service/pm_packing.html

 

・局員「雑誌は印刷物ではありません。本や個人で印刷した書類だけが印刷物です。」

→ホームページに雑誌も印刷物として扱われると書いてあります。

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参考:「印刷物(雑誌・本)」

http://www.post.japanpost.jp/int/service/printed_matter.html

 

・局員「国際郵便について詳しくありません。」

→局員に「低料印刷物船便」について同僚にたずねるか、オペレーターに問い合わせてもらうように依頼しましょう。今回、私が雑誌を送った時にもらったレシートには「低料印刷物船便」と記載されていました。最悪、この言葉を伝えれば理解してもらえると思います。

 

 以上が送り方の説明となります。インターネットがいくら発達しても、まだまだ雑誌という媒体に載っているコンテンツは侮れません。海外に住んでいる友達に雑誌を送ってあげると喜ばれると思います。今回の様に第三種郵便物として発送すれば料金は安くて済みます。よかったら参考にしてみて下さい。