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香川県から行く青春18きっぷの旅:2017年夏:ムーンライトながらに乗りに行こう!【3】

 「香川から行く青春18きっぷの旅」2017年夏編も今回の記事が最後です。香取神宮から東京駅に着いた後は「ムーンライトながら」の下り(東京駅→大垣駅)が出発する8番ホームへと向かいます。(2017年7月時点)8番ホームの電光掲示板を見ると当然と言えば当然ですがムーンライトながらの名前が表示されています。

 やはり満席です。私がムーンライトながらに乗車したのは2017年7月22日土曜日です。やはり平日よりも休日の方が指定席券は取りにくいみたいです。

 問題の香川県からどうやってムーンライトながらの指定席券を取るか?」ですがJR西日本が運営する「e5489」を利用するのが一番です。e5489とは切符のインターネット申込サービスです。登録、利用料は無料です。JR西日本のサービスですが、切符の受取はJR髙松駅に設置されている「みどりの受取機」、「みどりの窓口」で受け取ることができます。

 私はこのサービスを利用して指定席券を入手しました。事前にe5489でムーンライトながらの指定席券を申込、クレジットカードで決済しておいて東京へ行く前にJR髙松駅の受取機で切符を受け取っておくという流れです。

 e5489の「通常申込」は乗車日の1ヶ月前からできますが、さらにその1週間前の乗車日を「事前申込」できます。事前申込とは事前申込した日が「1ヶ月前」になったら自動的に申込が行われるサービスです。「通常申込」は申込結果が瞬時に分かるのに対して、「事前申込」は事前申込した日の1ヶ月前にならないと申込結果が分かりません。事前申込をしたれど数日後、確認したら満席で切符が取れていなかったということもあります。

 例えばこの記事を書いている本日、9月17日なら10月17日までが「通常申込」、18日から24日までが「事前申込」です。ですので本日、10月24日の列車を事前申込すると申込結果が分かるのは9月24日となります。さらにe5489には営業時間があります。時間は5時30分から23時30分まで。この時間以外は切符を申込できません。 

 そしてムーンライトながらは人気があるので「事前申込」が可能になる日の5時30分に申し込む必要があります。これを逃すと指定席券を取ることは難しいと思います。事前申込にも順番があるからです。

 切符を取るまでに手間がかかりますがこの手順通りにやってもらえば、ほぼムーンライトながらの指定席券を手に入れることが出来ると思います。興味がある人はチャレンジしてみて下さい。ムーンライトながらは主に青春18きっぷ利用期間のみ運行される列車です。全席指定。青春18きっぷの他に指定席券(520円)が必要です。青春18きっぷの利用開始日の1.5ヶ月前位になるとムーンライトながらに関する情報が出てくるのでJRのHPやTwitterで運行日を調べて下さい。

www.jr-odekake.net

 東京駅構内にはアクセンチュアの広告が展開されていました。アクセンュア。名前だけは聞いたことがある外資コンサルティング会社です。外資の広告でここまで大規模なものはやはり東京以外、見かけません。こういう広告は東京駅ならではですね。

 そうこうしている内にムーンライトながらがホームに入線してきました。車両のことはよく分かりませんがクラシックな車両です。

 これがムーンライトながらなんですね。今まで乗ったことがないタイプの車両です。やはり人気があるらしく私以外にも沢山の人が写真を撮っていました。

 これが車内です。座席は特急列車とあまり変わらない感じでした。乗り心地は高速バスと比べると座席への振動が少ない分、遥かに楽でした。足を幾らかは伸ばせるのも助かりました。ただ熟睡できるかというとそんなことは無く、疲れは残ります。ムーンライトながらには車内販売や自販機はないので飲料やお菓子なんかを買っておくといいと思います。

 車内には関西方面に観光に行くと思われる年配のグループもいて会話を聞いているとなかなか面白かったです。関西(厳密にには東海ですが。)まで電車で格安に行けるムーンライトながら利用者の裾野がかなり広いことを再認識しました。

  ムーンライトながらの行き先パネルを撮影してみました。思えば夜行列車に乗ったのはこれが初めてでした。新幹線が整備されたり、飛行機の運賃が安くなったりと夜行列車を取り巻く環境は年々厳しくなっていて、いつかムーンライトながらも廃止されるかもしれませんが、その前に乗れてよかったです。

 大垣駅(岐阜県)まで行かずに名古屋駅で下車しました。ここからJR四日市駅(三重県)まで行きたかったからです。三重県四日市市三重県で一番大きな都市なのでそこをみてみたいんです。そのことはまた別の記事で書くかもしれません。

 長い記事を読んでいただいてありがとうございました。以上で「ムーンライトながらに乗りに行こう!」シリーズは終了です。今回の旅でかかった費用(食費除く)は18419円でした。内訳は1回目の記事を見て下さい。

 約1万8千円で髙松から東京、東京から髙松まで帰って来られました。髙松・東京間の高速バスでも片道1万円位しますからそれを考えるとかなり安いと思います。旅行は高くつくと思われがちですが工夫するとこんな風に少し安くできます。

 香川県に住んでいてもムーンライトながらに乗れます!安く旅行を楽しんでみてください。

ムーンライトながらに乗りに行こう!】1回目記事

tanalog.hateblo.jp

ムーンライトながらに乗りに行こう!】2回目記事

tanalog.hateblo.jp