たなろぐ

安く旅行するのが趣味。

旅とカセットウォークマン。

 数年前にレコードが若い音楽好きや、新しい物好きの間で注目されているらしい。という噂を聞きつけて試しにレコードを買って以来、その魅力に取り付かれてレコードを買う生活を続けています。 レコードの良さはやっぱりデジタルには出せない暖かみがある音。こういう話をよく聞きますが、私も実際にレコードを聴いてみるまで半信半疑でした。でもこれはホントです。角が取れた様な音と表現するんでしょうか?とにかく心地良い音がします。

 旅行をしていてもレコードの様な暖かみがある心地良い音を聴きたくなる時があります。例えば冒頭の写真の様な美しい海岸を歩いている時に聞きたくなります。でもレコードを外に持ち出して聞くわけにはいきません。そこでレコードと同様に暖かみがある音楽が聴けるカセットウォークマンを買って旅先で楽しみたいと考えるようになりました。

 そう考えて、まずはカセットテープについて色々調べました。すると、どうやら最近のレコードブーム(局地的なものですが。)に引き続き、カセットもブームになっていたみたいです。渋谷にあるレコード専門店「HMVレコードショップ」にもカセットテープのコーナーができて、中でも中目黒の「waltzワルツ」というカセットテープ専門店が話題とのこと。

 ちょうどムーンライトながらに乗車するために東京にいたので早速、waltzに行ってカセットテープを購入しました。購入したのはGuardians Of The Galaxyというアメコミ映画のサントラ。もちろん新品。まさかカセットテープの新譜を買うことになるとは思ってもみませんでしたが、いざカセットを手に取ってみると手に収まるサイズ感がなんとも良い感じでした。

 カセットテープを手に入れたら次はウォークマンです。ウォークマンといえばSONYです。しかし現在、SONYはカセットウォークマンを製造していないので、ノーブランドの新品カセットウォークマンを買うか、オークションで状態の良い中古のSONYのカセットウォークマンを買うか、このどちらかになります。私は旅行に持って行くものだからとオークションを選びました。この選択は大正解でとても質の良いウォークマンを手に入れられました。

 ウォークマンのモデルはSONYのWM-EX677。今ではあまり見かけなくなった日本製です。外装もプラスチックの安っぽいものではなく金属製。SONYが今のApple以上に世界を席巻していたころのプロダクトというところがグッときます。今でも格好いいです。まさに日本が世界に誇れるプロダクツです。

 カセットとウォークマンが揃ったらいよいよ旅行へと出かけます。今回はウォークマンが似合う旅先を選んでみました。高知県の土佐西南大規模公園(とささいなんだいきぼこうえん)、足摺岬(あしずりみさき)です。土佐西南大規模公園は高知県の西側にある美しい海岸です。

 海に着いてカセットウォークマンの「再生ボタン」を押すと僅かなノイズと併せて音楽が流れてきました。音楽を聴きながら澄み切った青空と穏やかな海、鏡のような砂浜を眺めつつ歩いてみたのですがとてもリラックスできました。これはイイです!かなりオススメです!イヤフォンから聞こえてくる柔らかい音と波の音が重なり合う感じがとてもよかったです。

 歩き疲れたら公園内の休憩所で休むことが出来ます。私が訪れたのはちょうど昼時で近くに住んでいる人がお弁当を食べたり、昼寝をしていました。こんな場所が近くにあるなんてとても贅沢なことですよね。私もここで音楽を聴きながらコンビニで予め買っておいたサンドウィッチを食べました。

 公園を後にして足摺岬(あしずりみさき)へ向かいました。四国の西端にある岬です。去年、東端にある室戸岬(むろとみさき)を訪れて以来ずっと行ってみたかった場所です。室戸岬と比べるとこちらはまさに断崖絶壁というイメージです。自然の雄大さを感じられる場所でもあります。

 足摺岬をカセットウォークマンで音楽を聞きながら歩きました。先程と違って波の音は遠くから微かに聞こえてきます。ここは森に囲まれている分、音楽メインという感じです。ただ時々、木の葉が揺れる音が聞こえてきたりして、こちらもなかなか心地よかったです。

 足摺岬周辺の木々はどこか南国風です。とはいえ沖縄っぽいというわけでもありません。ここ以外では見かけないような独特な雰囲気が広がっています。やはり足摺岬はわざわざ行く価値のある場所でした。

  小道の脇からはこんな景色も見られます。遠くに見える海が眩しいです。こうしてみると自然とアナログなカセットの音ってどこかシンクロしている様な気がします。どちらも癒しの存在で日々変化していくところとか。上手く表現できませんがそんな風に感じます。

 今回は「旅とカセットウォークマン」というタイトルで記事を書いてみました。デジタル音楽全盛の今、カセットは古くて使い勝手が悪いというイメージがあります。しかし、今回使ってみてそれが間違いだと気づかされました。

 レコードの様な暖かくて柔らかい音を場所を選ばずに聴けるカセットウォークマンは最高です。特に旅行みたいな特別なシチュエーションにはぴったりでした。今後も旅行にカセットウォークマンを持って行こうと思ってます。

 最後にカセットの販売店ウォークマンを修理して販売しているヤフオクの出品者等をご紹介しておきます。是非、旅行にカセットウォークマンを連れて行ってみて下さい。

・waltzワルツ(店頭のみ販売)http://waltz-store.co.jp/
HMVレコードショップhttp://recordshop.hmv.co.jp/
ヤフオク「yoko8391出品リスト」https://auctions.yahoo.co.jp/seller/yoko8391?select=22
*オークションの利用はご自身の責任でお願いします。ちなみに私が購入した出品者のリストです。

土佐西南大規模公園(とささいなんだいきぼこうえん)

 足摺岬(あしずりみさき)

香川県から行く青春18きっぷの旅:2017年夏:ムーンライトながらに乗りに行こう!【3】

 「香川から行く青春18きっぷの旅」2017年夏編も今回の記事が最後です。香取神宮から東京駅に着いた後は「ムーンライトながら」の下り(東京駅→大垣駅)が出発する8番ホームへと向かいます。(2017年7月時点)8番ホームの電光掲示板を見ると当然と言えば当然ですがムーンライトながらの名前が表示されています。

 やはり満席です。私がムーンライトながらに乗車したのは2017年7月22日土曜日です。やはり平日よりも休日の方が指定席券は取りにくいみたいです。

 問題の香川県からどうやってムーンライトながらの指定席券を取るか?」ですがJR西日本が運営する「e5489」を利用するのが一番です。e5489とは切符のインターネット申込サービスです。登録、利用料は無料です。JR西日本のサービスですが、切符の受取はJR髙松駅に設置されている「みどりの受取機」、「みどりの窓口」で受け取ることができます。

 私はこのサービスを利用して指定席券を入手しました。事前にe5489でムーンライトながらの指定席券を申込、クレジットカードで決済しておいて東京へ行く前にJR髙松駅の受取機で切符を受け取っておくという流れです。

 e5489の「通常申込」は乗車日の1ヶ月前からできますが、さらにその1週間前の乗車日を「事前申込」できます。事前申込とは事前申込した日が「1ヶ月前」になったら自動的に申込が行われるサービスです。「通常申込」は申込結果が瞬時に分かるのに対して、「事前申込」は事前申込した日の1ヶ月前にならないと申込結果が分かりません。事前申込をしたれど数日後、確認したら満席で切符が取れていなかったということもあります。

 例えばこの記事を書いている本日、9月17日なら10月17日までが「通常申込」、18日から24日までが「事前申込」です。ですので本日、10月24日の列車を事前申込すると申込結果が分かるのは9月24日となります。さらにe5489には営業時間があります。時間は5時30分から23時30分まで。この時間以外は切符を申込できません。 

 そしてムーンライトながらは人気があるので「事前申込」が可能になる日の5時30分に申し込む必要があります。これを逃すと指定席券を取ることは難しいと思います。事前申込にも順番があるからです。

 切符を取るまでに手間がかかりますがこの手順通りにやってもらえば、ほぼムーンライトながらの指定席券を手に入れることが出来ると思います。興味がある人はチャレンジしてみて下さい。ムーンライトながらは主に青春18きっぷ利用期間のみ運行される列車です。全席指定。青春18きっぷの他に指定席券(520円)が必要です。青春18きっぷの利用開始日の1.5ヶ月前位になるとムーンライトながらに関する情報が出てくるのでJRのHPやTwitterで運行日を調べて下さい。

www.jr-odekake.net

 東京駅構内にはアクセンチュアの広告が展開されていました。アクセンュア。名前だけは聞いたことがある外資コンサルティング会社です。外資の広告でここまで大規模なものはやはり東京以外、見かけません。こういう広告は東京駅ならではですね。

 そうこうしている内にムーンライトながらがホームに入線してきました。車両のことはよく分かりませんがクラシックな車両です。

 これがムーンライトながらなんですね。今まで乗ったことがないタイプの車両です。やはり人気があるらしく私以外にも沢山の人が写真を撮っていました。

 これが車内です。座席は特急列車とあまり変わらない感じでした。乗り心地は高速バスと比べると座席への振動が少ない分、遥かに楽でした。足を幾らかは伸ばせるのも助かりました。ただ熟睡できるかというとそんなことは無く、疲れは残ります。ムーンライトながらには車内販売や自販機はないので飲料やお菓子なんかを買っておくといいと思います。

 車内には関西方面に観光に行くと思われる年配のグループもいて会話を聞いているとなかなか面白かったです。関西(厳密にには東海ですが。)まで電車で格安に行けるムーンライトながら利用者の裾野がかなり広いことを再認識しました。

  ムーンライトながらの行き先パネルを撮影してみました。思えば夜行列車に乗ったのはこれが初めてでした。新幹線が整備されたり、飛行機の運賃が安くなったりと夜行列車を取り巻く環境は年々厳しくなっていて、いつかムーンライトながらも廃止されるかもしれませんが、その前に乗れてよかったです。

 大垣駅(岐阜県)まで行かずに名古屋駅で下車しました。ここからJR四日市駅(三重県)まで行きたかったからです。三重県四日市市三重県で一番大きな都市なのでそこをみてみたいんです。そのことはまた別の記事で書くかもしれません。

 長い記事を読んでいただいてありがとうございました。以上で「ムーンライトながらに乗りに行こう!」シリーズは終了です。今回の旅でかかった費用(食費除く)は18419円でした。内訳は1回目の記事を見て下さい。

 約1万8千円で髙松から東京、東京から髙松まで帰って来られました。髙松・東京間の高速バスでも片道1万円位しますからそれを考えるとかなり安いと思います。旅行は高くつくと思われがちですが工夫するとこんな風に少し安くできます。

 香川県に住んでいてもムーンライトながらに乗れます!安く旅行を楽しんでみてください。

ムーンライトながらに乗りに行こう!】1回目記事

tanalog.hateblo.jp

ムーンライトながらに乗りに行こう!】2回目記事

tanalog.hateblo.jp

関西人ならここも絶対に行きたい神社。千葉県・香取神宮に行ってきました。(^_^)v

 青春18きっぷを使って東京駅から「ムーンライトながら」に乗る旅の寄り道の続きです。茨城県にある鹿島神宮の後は香取神宮です!鹿島神宮駅から香取神宮の最寄り駅、佐原駅までは20分程度かかります。結構、近いです。ただ電車の本数が1時間に1本程度なので電車の時間に注意ですね。

 鹿島神宮と違って香取神宮は駅から歩いて行ける距離じゃないのでバスがオススメです。ここらへんが鹿島神宮と比べると不便な点かも。でも、、、香取神宮春日大社(奈良県世界遺産)と縁がある神社なので関西出身者として行かねば!という強い使命感に背中を押されて行ってきました!

 改めて春日大社のHPの解説文を引用します。関西人は一読してみましょう。

春日大社は、今からおよそ1300年前、奈良に都ができた頃、日本の国の繁栄と国民の幸せを願って、遠く鹿島神宮から武甕槌命タケミカヅチノミコト)様を神山御蓋山(ミカサヤマ)山頂浮雲峰(ウキグモノミネ)にお迎えした。やがて天平の文化華やかなる神護景雲2年(768年)11月9日、称徳天皇の勅命により左大臣藤原永手によって、中腹となる今の地に壮麗な社殿を造営して香取神宮から経津主命、また枚岡神社から天児屋根命様・比売神様の尊い神々様をお招きし、あわせてお祀り申しあげたのが当社の始まりです。

経津主命・ふつぬしのみこと
*引用元・http://www.kasugataisha.or.jp/about/index.html 

 というわけで佐原駅に到着しました。帰ってから調べてわかったんですが、どうやらこの駅はここら辺で最も大きい駅だったみたいです。少し歩いた場所に伊能忠敬記念館もあったりして香取神宮以外にも色々と楽しめそうです。

 今回利用する「佐原循環バス」は2番乗り場から出発します。2番乗り場は駅を出て右手にあるのでそちらに行きます。ここで注意なんですが、佐原循環バスは土・日・祝日にしか運行されていません。それ以外の平日と年末年始は運休です。注意して下さい。(2017年9月時点)

 暫く待っているとバスがきました!このバスに乗って香取神宮へと向かいます。この時、忘れずに購入したいのが「1日フリー乗車券」です。価格は500円。佐原駅から香取神宮まで片道で300円、往復すると600円なのでフリー乗車券を買った方がお得なんです!(*通常、周遊エリア内ならどこで乗っても、降りても1回につき300円かかります。)

 購入方法はバス乗車時に運転手に購入したいと声を掛ければOK!簡単に買えるのがイイです。

公式HP・佐原循環バス周遊ルート

 バスに揺られて20分。香取神宮に到着しました。休日の昼間に行きましたが人影はまばらです。その分、ゆっくりと歩けるので人が少ないっていうのも悪くないです。

 ちょうどお昼時だったので参道の脇にある蕎麦屋、栄亀庵(えいきあん)に吸い寄せられてしまいました。暖簾には昭和元年創業と書いてあって老舗の雰囲気が漂うお店です。

 早速、入店して周りを見渡すとゆったりとした座敷席が。今回はテーブル席を利用しましたが座敷でもくつろげそうです。

 そしてこれが栄亀庵のお蕎麦です!とても美味しいです!やっぱり冷房が効いた店内で美味しいお蕎麦を食べるのはサイコーですね。店内から暑い外を眺めたりして、、、。すごく贅沢な時間を過ごせました。オススメです!

 お蕎麦を食べた後はいよいよ香取神宮の本殿に向かいます。鹿島神宮と違って起伏がある参道なので歩くのが少し大変です。ただ眺望は香取神宮の方がいいです。

  そして、これが香取神宮の本殿です。やっとたどりつくことが出来ました!これが春日大社のルーツの1つなんですね。関西と関東。テレビ等で対立しているかの如く取り扱われることが多いですが、香取神宮春日大社の様に元々、両者は繋がっていたわけで、、、そう考えるとロマンを感じます。「当たり前だよ!」と突っ込まれそうですが。まぁでもいいじゃないですか。

 本殿を暫く眺めて気づいたのがこの極彩色の装飾です。こういうのを見ると「自分は今、関東にいるんだなぁ」と感じます。というのも関西にはこんなにキラキラした装飾が施された神社はないからです。日光東照宮、武士、関東の文化という気がします。実際、香取神宮のHPに本殿は徳川幕府によって作られたと書かれています。神社といっても関西と関東でこれだけ違うのは面白いです。

 日本各地、色々な場所に行った経験が重なるとはじめて訪れた場所でもその場所の特徴や他との違いがより鮮明に分かってくるようになって旅の楽しみが更に増します。やっぱり旅は面白い!

 ちなみに関東人で「関西の中の関東」を見てみたいと思った人は京都の二条城に行ってみて下さい。そして京都のお寺と装飾を比べてみて下さい。多分。「関東ぽいなぁ」と思ってもらえると思います。恐らく。

  帰りはバスで佐原駅まで行ってそこから電車で東京駅へと向かいました。今回は早朝に千葉駅を出発して鹿島神宮香取神宮に行き、東京駅に向かう旅でした。時間が心配でしたが充分に観光できて良かったです。

 次回はこの夏の目的・「ムーンライトながら」に乗ります!

【015】暑い。。。ジェラテリアtoitoitoiのアイスが食べたい!

 相変わらず暑いですね。気温30度位までならなんとか我慢できるんですがそれ以上になるとホントに辛くなります。(^_^;)頭が痛くなってきたりして、もしかして熱中症?と思ってあわててお茶をガブガブ飲んでます。

 でもそんな時、お茶やジュースよりも欲しくなるものってありますよね。そうアイスクリームです!(^_^)アイスは口の中がべたつくから苦手、、、という人もいそうですが。今回はそういう人は勿論、アイス好きにもオススメしたい髙松のアイス屋さんをご紹介します。

 アイス屋さんの名前は「ジェラテリアtoitoitoi」。ここでもう一度、一番上の写真を見て下さい!どうですか!この美味しそうなアイス!なんと3種類のアイスがカップに入って300円!安い!!味は手前がストロベリー、左側がチェリー、右側がレモンです。どの味もスーパーやコンビニでは見かけない様な珍しいものばかり。(^_^)v

 味はというと、どれもさっぱりした後味でとても美味しかったです。(^_^)3種類の中で一番美味しかったのはチェリーアイスですね。アイスに果肉が含まれていてとても贅沢な気分になりました。ホントおいしいです。もちろん私が選んだ三種類以外にも味は色々選べます。(^_^)

 ジェラテリアtoitoitoiは髙松中心部にあります。琴電最大の駅、瓦町駅(かわらまち)から歩いて3分位の場所にあります。こんなに美味しいお店がこんなに便利な場所にあるなんて、、、なんて贅沢なんだ!、、、ちょっと大げさでしょうか。(^_^;)

 駅といえば、JR髙松駅から歩いて琴電高松築港駅(たかまつちっこう)まで行き、そこから瓦町駅に行くこともできます。ホント、立地に恵まれてます。青春18きっぷで髙松にアイスを食べに行く、なんて旅も楽勝です。(^_^)v

  店内でも食べられます。インテリアも夏ぽくて良い感じです。自由に利用できる手洗い場があるのでアイスを食べた後、手がベトベトしていても洗えるのがいい感じです。こういうのって子連れのお客さんに喜ばれそうです。(^_^)

 美味しそうな果物も。恐らくこれもアイスに加工すると思われます。拘ってますね〜。最高です!このお店!(^_^)v

 さらに!お店のオーナーも気さくでいい感じなんです。私はお店を出る時、「良い一日を!」と声をかけて貰いました。なんか嬉しいですよね。(^_^)

 髙松に遊びに来る人、住んでいる人。暑さにやられる前にジェラテリアtoitoitoiに行ってアイスを食べてみて下さい。すごく美味しいですよ!

ジェラテリアtoitoitoi】
営業時間:10時から19時まで。
定休日:水曜日

関西人なら絶対に行きたい神社。茨城県・鹿島神宮に行ってきました。(^_^)v

 青春18きっぷムーンライトながらに乗る前に茨城県にある鹿島神宮に行ってきました。(^_^)「香川県から行く青春18きっぷの旅」シリーズでまとめても良かったんですが、あちらはムーンライトながらがメインなので別にしました。

  「鹿島」と聞いてまず思い浮かぶのはJリーグ鹿島アントラーズかもしれません。全国的な知名度がありますよね。一方で鹿島神宮のことを知っている人は残念ながら少なそうです。でも鹿島神宮ってかなり歴史がある神社なんです。特に関西人にとっては馴染み深い神社です。

 「特に関西人にとっては」と書いたのは奈良県にある世界遺産春日大社」(かすが)はこの鹿島神宮の神様を迎えてはじまった神社だからです。春日大社のHPにもその記述があります。HPから該当部分を引用してみます。

春日大社は、今からおよそ1300年前、奈良に都ができた頃、日本の国の繁栄と国民の幸せを願って、遠く鹿島神宮から武甕槌命タケミカヅチノミコト)様を神山御蓋山(ミカサヤマ)山頂浮雲峰(ウキグモノミネ)にお迎えした。やがて天平の文化華やかなる神護景雲2年(768年)11月9日、称徳天皇の勅命により左大臣藤原永手によって、中腹となる今の地に壮麗な社殿を造営して香取神宮から経津主命様、また枚岡神社から天児屋根命様・比売神様の尊い神々様をお招きし、あわせてお祀り申しあげたのが当社の始まりです。

引用元:春日大社公式HP 
URL:http://www.kasugataisha.or.jp/about/index.html

 私は関西出身者なので春日大社には何度も行ったことがありますが、 こんなエピソードがあったなんて知りませんでした。(^_^;)関西を代表する神社・春日大社が関東地方と関係していたことに驚きました。

 何故、遠く茨城県鹿島神宮から神様を迎えたんでしょうか?その答えはHPには書かれていません。春日大社藤原氏が関係する神社ですが、それが関係してくるんでしょうか。気になります。どちらにせよ関西人にとっては外せない神社だと思います。(^_^)

 そんな気持ちはひとまず置いておいて千葉駅から鹿島神宮駅まで電車で向かいます。千葉駅から出発するのは出発日前夜にジェットスターで成田に着いて千葉市内のホテルに泊まったからです。(^_^)

 実は千葉、前から行ってみたかったんです。特に最近リニューアルされた千葉駅を見たくて。

 朝、ホテルを出て千葉駅に向かう途中、千葉モノレールを見かけました。正直なところ千葉県に都会というイメージは無かったんですが見事に裏切られました。(^_^;)めっちゃ都会です。

 千葉駅にJR、京成電鉄、千葉モノレールが乗り入れてるのもスゴイです。千葉県に新幹線は通っていませんが成田空港、ディズニーランドがあるだけありますね。四国では考えられない充実っぷりです。

 駅の電光掲示板もインターナショナル対応。JR東日本はこういうのがずば抜けて上手いです。

 千葉駅から電車で鹿島神宮駅へとやってきました!いい感じの駅舎です。ただ人影はまばらです。地元の人に聞いたら電車を使う人は少ないみたいです。特に東京駅に行く場合、本数が多く乗換無しのバスを使う人が多いみたいです。日本全国、どこでもそうかもしれませんが高速バス強いです。

 駅から鹿島神宮までは歩きます。坂道なので普段運動していないと結構大変です。(^_^;)

 そしてこれが鹿島神宮の参道です。キレイに整備されていますがここでも人影はまばらです。(^_^;)

 ただ人が少ない=観光する価値が無いということではありません。由緒ある神社をゆっくりと観光できるなんてとても贅沢です。仮に鹿島神宮が都内にあったらこうはいきません。人でごった返しているはずです。

 人が少ないけれど行く価値がある場所を見つけられる位にならないとダメですよね。

 鹿島神宮には壮大な森が広がっていました。本殿にお参りした後、森の奥にある奥宮を目指します。

 森といっても通路は道幅が広く、平坦で歩きやすいです。神社やお寺って通路に砂利が敷き詰められていることが多く、歩きにくいですがここは違います。すごくいい感じです。(^_^)

 鹿島神宮に行った日はかなり暑かったんですが森の中だと暑くありません。こんなにも自然を身近に感じられる神社やお寺はなかなかありません。かなり癒されます。

 春日大社と同様に鹿島神宮にも鹿がいます。ただしここでは放し飼いではありません。春日大社奈良公園で鹿は放し飼いにされていますが、それって実はすごいことなのかもしれません。

 飼育ゲージ近くに設置されていた案内看板によると奈良の鹿は元々ここから運ばれたそうです。これは伝説ではなく実際の話で東京から三重までそれを裏付ける鹿の骨が残っています。

 こういうエピソードって面白ですよね。関西人の何割が知っているんでしょうか?(^_^)

 これが奥宮です。奥宮なのにとても広々。そして地面もフラット。鹿島神宮最高です。(^_^)神社に参拝に来て「奥宮」、「奥の宮」といった言葉を見つけて「遠くて大変そうだからいいや。」と引き返したことがある人、結構いるんじゃないでしょうか?鹿島神宮ならそんな心配は無用です。

 奥宮の目の前にはいい感じの茶屋が。こんな場所で休憩できるなんて贅沢ですよね。しかも周りは森に囲まれているので強い太陽に照らされることもありません。

 茶屋の近くにはこんなベンチもあります。森の中にベンチ。私の大好物です。こんな場所が自宅の近くにあれば嬉しいのですが。(^_^;)

 こんなに涼しげな場所もあります。透き通った池で泳いでいる鯉をみると癒されます。(^_^)

 境内にある宝物館にも忘れずに行ってみて下さい。太刀(たち)が展示されています。写真にある通り、日本最古にして最大、しかも国宝です!

 私も実際に見てみましたが太刀、刀のイメージを越えるぐらい長くて迫力がありました。さすが歴史があるだけあります。

  鹿島神宮を後にして鹿島新宮駅へと戻ります。関西出身者としては鹿島神宮に行けて良かった。関西と関東って別々のものじゃなかったんですね。春日大社にももう一度、行ってみたくなりました。(^_^)

 次の目的地は千葉県にある香取神宮香取神宮春日大社と縁が深い神社です。春日大社は、はじめ鹿島神宮から神様を迎えましたが、その次に香取神宮からも神様を迎えたらです。

 香取神宮鹿島神宮からそう遠くありません。そんなわけで次回は香取神宮です!(^_^)

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