独学で国内旅行業務取扱管理者の資格を取得しました。
平成28年度(2016年)9月に実施された国内旅行業務取扱管理者の試験に合格して資格を取得しました。(^_^)vざっくり書くとこの資格は旅行代理店の店舗に最低1人、資格所持者がいないとお客さんに旅行商品を販売することができないという資格です。この資格の上位資格として総合旅行業務取扱管理者があります。2つの違いは販売内容で国内は国内旅行のみ、総合は海外旅行も含む全ての旅行商品を販売できます。
私は旅行の仕事をしていませんが「趣味は旅行です!」と胸を張って言いたいがために取得しました。(^_^;)国内旅行業務取扱管理者試験を受験する4割程度が大学生らしいです。学生以来、久しぶりの勉強で頭がよろしくない私は苦戦したのですがひとまず合格できて良かったです。もっと頭が良ければ楽勝だったんですけどね〜。(^_^;)
そういうわけで私の様な人で仕事をしつつ独学で勉強する人に向けてメモを書いておきます。万が一にでも参考になったら嬉しいです。(^_^)
・独学で使うテキストはユーキャンを使う。
独学で勉強する場合、テキスト選びは一番大事です。私が一番オススメするテキストはユーキャンの「旅行業務取扱管理者、国内・総合、速習レッスン」です。下にアマゾンのリンクも載せておきます。
このテキストを選んだのはテキストの分量(ページ数)が多いからです。分厚い分、勉強するのは大変ですが一つ一つの内容や解説が細かい部分まで分かり易く書かれています。ここが他のテキストとは違うところです。他のテキストと比べて親切なので挫折しにくいと思いますよ。
それからこのテキストは毎年改訂されています。ですので最新の内容が反映されます。ここも他には無い特徴です。例えば、昨年度の試験で出題された国内地理の問題が追記されたり、新幹線開業に伴って変更されたJR運賃計算方法も解説してくれます。
独学ではこのテキスト以外は考えられないのでオススメです。2017年版の発売は恐らく2017年の4月頃だと思います。
2019年版 ユーキャンの国内・総合旅行業務取扱管理者 速習レッスン【新運賃「ANA FLEX」等を反映】 (ユーキャンの資格試験シリーズ)
- 作者: ユーキャン旅行業務取扱管理者試験研究会
- 出版社/メーカー: U-CAN
- 発売日: 2019/04/12
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
- この商品を含むブログを見る
・全てを完璧にしようとしない。
国内旅行業務取扱管理者試験はおおまかに書くと「旅行業法」、「旅行業・運送・宿泊約款」、「国内旅行実務」の3つの項目に分けて出題されます。例年、この3項目をそれぞれ6割以上得点すると合格となります。
ですので「旅行業法」で満点でも「国内旅行実務」で3割しかと得点できていなければ不合格となります。勉強を継続させるという意味でもあまり神経質にならず6割を目標にして勉強して下さい。
・暗記はスマートフォンアプリのEverwordを使う。
Everword(エバーワード)はオンラインメモサービスEvernoteと連携させて使うiosのアプリです。会社の休み時間やスーパーでレジを待つ時間等、隙間時間ってありますよね。そんな時にこのEverwordは役立ちます。
Everwordの特徴はEvernoteと連携させて使えるのでオリジナルの暗記カードをPCからでも作れるところです。スマートフォンから、ちまちま作らなくていいのがいいんです。それから画像も貼り付けられるので例えば観光地を覚える場合、文字の他に写真を追加することもできます。
馴染みのない観光地や細かなJR運賃計算のルールはこうやって反復して勉強するといいです。アプリのアドレスと詳しく解説しているブログを載せておきます。
・青春18きっぷで旅行する。
やっぱりその場に行ってみないと旅行に対する興味が沸きませんよね。青春18切符で旅行をすると目的地をどこにしようかとか、JRの何線に乗っていこうかとか、どの街で泊まろうか等、、、意識しなくても旅行に関する知識が色々頭に入ってきます。目的地にどんな観光地があるのか知るだけでも試験勉強になります。
それからこの試験の要ともいえるJR運賃計算にも親しみを感じて貰えると思います。JR運賃計算は配点も高いですがややこしくて取っつきにくいんです。
青春18きっぷについて知りたい人はこちらへ。
・NHK、BSプレミアム「新日本風土記」を見る。
テレビ番組も試験勉強に役立ちます。観光地を特集する番組は数多くありますが、中でもNHKのBSプレミアム(衛星放送)で放送されている新日本風土記がオススメです。
新日本風土記は日本各地の風土(祭り、食べ物、風習、気候、自然)を紹介する番組です。上手くまとめられているので、これを見れば特集された地域の事をざっくりと理解できます。(^_^)特に自分にとって馴染みがない地域のことを知るのうってつけの番組です。
・問題用紙に自分の回答をメモしておく。
試験で配布される問題用紙は持ち帰ることが出来ます。この問題用紙に自分が選んだ選択肢を正確にメモしておきましょう。試験が終わって数時間後にはユーキャンから解答速報が発表されます。この解答速報とメモを比較すればすぐに自分の合否が分かります。
合格していればおめでとうございます!(^_^)v残念ながら不合格だった場合、引き続き受験するかどうか判断する必要があります。その判断が速いほど効率的ですよね。例えば引き続き受験すると決めた場合、自分が苦手な分野が分かるのですぐにその勉強に取りかかれます。事務局から結果が通知される前に次の行動にうつりましょう!
*参考*平成28年度・旅行業務取扱管理者試験/ユーキャン解答速報
・2017年度の「国内旅行実務」の問題を予想してみる。
今年(2017年)の国内旅行業務取扱管理者試験の「国内旅行実務」の問題を予想してみました。外れる可能性の方が大きいので話半分、参考程度に読んで下さい。(^_^;)特に国内地理について書きました。
*国立西洋美術館(東京都)
2016年7月に登録。東京都内初の世界遺産(文化遺産)です。東京都は他に小笠原諸島が世界遺産(自然遺産)に登録されています。2016年の試験では出題されなかったので今年、出題されるかも。名前が似た美術館が東京都にはあるので混同に注意。例えば東京国立近代美術館など。
*やんばる国立公園(沖縄県)、奄美(あまみ)群島国立公園(鹿児島県)
やんばる国立公園は2016年9月、奄美群島国立公園は2017年3月に国立公園へ指定されました。国立公園は公園区域が2県以上にまたがっていることが多く覚えにくいですが幸いなことにこの2つの公園区域は1県におさまっています。忘れずに確認しておいて下さい。
補足ですが奄美大島には画家、田中一村(たなかいっそん)の美術館があります。
*観光列車
2017年は新たにJR東日本、西日本、四国から観光列車の運行が開始されます。これらの運行会社と観光列車の名前位は一致させておいた方がよさそうです。
JR東日本 | TRAIN SUITE 四季島(しきしま) |
JR西日本 | TWILIGHT EXPRESS 瑞風(みずかぜ) |
JR四国 | 四国まんなか千年ものがたり |
運行ルートも簡単でいいので確認しておくことをオススメします。特に四国まんなか千年ものがたりは3つの中で最も知名度が低いので仮に運行ルートを問う問題が出題された場合、正答率は低くなりそうです。
「国内旅行実務」の国内地理は全国各地から満遍なく出題されていて、問題を予想するのが難しいです。(^_^;)とりあえずは試験のHPに公開されている過去問を解いてみて下さい。大体の出題傾向や問題の問われ方が分かってくると思います。特に問題の問われ方を理解するのは大切です。これを理解すれば勉強の基準ができるからです。
例えば試験で「日本各地のお祭りの開催県、開催月が問われる。」ことを理解していればお祭りの名前と開催県だけを覚えるのではなく、開催月も意識するようになりますよね。
「国内旅行実務」の国内地理は漠然と勉強するのではなく、この様に何でもいいので試験問題から得た基準を使いながら勉強を進めるのがオススメです。
補足ですが東京都、北海道、沖縄県、長野県、四国地域からの出題が多い印象があります。これは私の感覚でデーターを分析したわけではありません。すいません。(^_^;)
以上が私の勉強メモです。自分のペースでできるのが独学の良さです。仕事や家事や子育てで大変だと思いますが少しずつ勉強していきましょう。(^_^)