たなろぐ

安く旅行するのが趣味。

昭和の雰囲気漂うJR松山駅でカレーを食べてきた。【カレーショップ・デリー】

 平成も終わりを告げようとしている今日この頃。平成はともかく昭和を感じさせる場所は年々少なくなってきました。例えば駅の改札。今ではどの駅にも自動改札機が導入されSuicaで通過するのが普通ですよね。でも昭和時代は当然、改札で駅員さんが切符を受け渡していました。有人改札ってやつですね。写真はJR松山駅(愛媛県)です。

 もちろんローカル私鉄で今でも有人改札を実施している駅はあります。しかし県庁所在地にある様な乗降客が多い駅で有人改札を実施するところは少なく、今では数える程になってしまいました。長らく有人改札だった金沢駅(石川県)も自動改札導入済みですし、隣県の福井駅でも2018年中に導入予定とのことです。

 自動改札が殆どの今だからこそ、有人改札は懐かしくていいですよね。JR松山駅は今でも有人改札です。大勢の人が行き交う駅での有人改札風景は昭和の雰囲気を思い出させてくれます。外観も駅ビルじゃなくて平屋です。昔はみんなこうだったんですよね。

 昭和な雰囲気が漂うJR松山駅を楽しんだ後は、カレーを食べに行きましょう。お店の名前は「カレーショップ・デリー」です。ここのカレーがとても美味しいんです。改札を出て、左に歩いてすぐの場所にお店があります。赤と黄色のカラーリングが特徴的で食欲をそそられます。

 カレーショップ・デリーのカレーの特徴はなんといっても野菜の大きさ。写真でもはっきり分かる位、大きなニンジンが入っています。このニンジン、一見食べにくそうに見えますがじっくりと煮込んであるので柔らかくて食べやすいです。写真を見ていたら、また食べたくなってきました。

 肉も野菜も充分に食べられるところが気に入ってます。スーパーなんかだと野菜も安く無いですからね。あとはお水がワイングラスで提供されるところも面白いです。こういうのチェーン店では見られませんよね。

 カレーを食べ終えて外に出てみると日が暮れかかっていました。駅前は小規模なビルばかりでごちゃごちゃしています。でも、どことなく懐かしい気分にさせてくれます。

 駅前が再開発されて大きなビルやマンションが建てられる中、今でもこういった駅前が残っているのは珍しいと思います。小さい駅で駅前の賑わいが無くなったところでは、だだっ広い広場や駐車場になっていることもありますよね。

 こんな感じで昭和な雰囲気、賑わいを感じられるJR松山駅は貴重です。繰り返し行きたい駅ですね。10年後にも残っていてほしいです。

 この記事を読んで興味を持った人はJR松山駅だけでなく、伊予鉄(JR松山駅からすぐに乗換できます。)に乗って道後温泉(どうごおんせん)まで行ってみるのがオススメです。懐かしさを感じに松山(愛媛県)に来てみて下さい。

【カレーショップ・デリー】
営業時間:11時〜21時。無休。
電話:089-945-9852
場所:JR松山駅を出て左手に歩いてすぐ。伊予鉄松山市駅と間違わないで下さい。伊予鉄松山市駅は街の中心部にある駅です。JR松山駅から歩いてすぐの伊予鉄松山駅前駅」から中心部に出られます。

2017年に買った雑誌。POPEYE、BRUTUS、SAVVY、TRANSIT などなど。

 2017年ももうすぐ終わりです。みなさんはどんな1年でしたか?私はここ10年で最も忙しい年になりました。国内の色々な場所へ出かけたり、5年ぶりに韓国へ友人を訪ねに行ったり。その他、用事が色々ありました。いや〜大変な年でした。

 世のブログをながめていると、どのブログでも2017年のまとめをしていますね。例えば2017年に買って良かったモノの紹介など。自分もそういう記事を書いてみたいな〜と思って書いたのが今回の記事です。私が選んだまとめのテーマは「2017年に買った雑誌」です。

 私は大の雑誌好き。特に旅行や街歩きをまとめた情報誌やタウン誌が大好きです。ウェブが充実した今でもウェブと雑誌の情報には大きな格差があって、雑誌の方が質は高いんです。はまだまだですね、ウェブは。

 てなわけで、そんな雑誌好きの私が2017年に買った雑誌を紹介します。お金がないのでどれも厳選して買ったものばかり。旅行や雑誌に興味が無い人に読んで貰えたらいいなって思ってます。

 まずは定番のSAVVY(サヴィ)から。SAVVYは大阪の「京阪神エルマガジン社」が発行する雑誌です。この雑誌のターゲットは女性ですが、特集によっては男性でも充分に楽しめるものがあります。

 例えば7月号の特集「京阪神から行く日帰り電車旅」では美しい電車の写真、電車を降りてから行きたいお店、お得な切符まで、電車の旅の魅力を余すことなく紹介しています。特に写真のクオリティは鉄道専門誌以上。男性でも楽しめます。

 続いて9月号は「四国お遍路旅」特集です!今まで四国の街歩きの特集は見かけましたがお遍路に的を絞った特集は初めてだと思います。お遍路をオシャレな切り口で楽しめる特集です。こんな特集ができるのはこの雑誌くらいなもの。

 写真も良くて1ページ丸々写真のページもあります。この雑誌から四国に興味を持ってみるのもイイかもしれません。

 12月号の特集は「奈良」。SAVVYは京都、大阪、兵庫の特集が殆どですが、たまに奈良も特集されます。京阪神に比べると大きな街が無いので奈良はネタ探しが大変な地域です。ただ、そうはいっても良質なお店は沢山あるんですよね。

 12月号は奈良のいいお店に行きたいけれど、見つけられないという問題を解決してくれます。奈良に遊びに行くのならガイドブックを買うよりもこの雑誌を買いましょう。

 次はみんな大好きPOPEYE(ポパイ)。マガジンハウスから出版されています。充実した特集内容、掲載される広告主のレベルから考えると情報系雑誌のトップブランドではないでしょうか。エルメスにルイヴィトンにディオール。これ以外の雑誌では滅多に見かけません。一流ブランドとタイアップした謎のファッション記事も見どころです。

 そんなPOPEYEですが今年は3冊、購入しました。まずは3月号。特集は「20歳(ハタチ)のとき、何をしていたか?」です。私は既に30歳をこえていますがタイトルに惹かれました。中身はアーティスト、文化人、スポーツ選手が20代のころを振り返るという内容になっています。

 印象的だったのは蛭子能収さんの記事。蛭子さんは唯一無二のキャラクターで人気の芸能人です。一見、順風満帆そうに見える彼にも、そこに至るまでに様々な苦労や試行錯誤があったことが分かりました。他の人の記事も面白いです。

 次に買ったのが7月号。特集は「お邪魔します、京都」です。このタイトルが面白い。私には「関東人が京都に行きますので、関西人のみなさんお邪魔します。」という意味ではなくて「関西の出版社さん、お邪魔します。」という意味に思えてきます。控えめな挑戦状みたいな。そんな感じです。

 中身についてですが、「関東人の目を通してみた京都」に触れられます。雑誌の冒頭に松浦弥太郎(東京都出身。「暮しの手帖」前編集長)のエッセイが掲載されているところとか如何にも東京ぽいです。文章がとても洗練されているからでしょうか。

 読んでみると身近な京都がこんなにも格好いい場所だったとは!と驚きました。さすがPOPEYEですね。飲食店だけでなく雑貨屋や服屋なども丁寧に紹介されています。雑誌の京都特集に飽きた人はこの雑誌を読んでみるといいです。

 最後は9月号です。特集は「君の街から、本屋が消えたら大変だ!」です。20代前半まで東京へ遊びに行く目的は「本屋めぐり」でした。読書好きだからという訳ではなく、雑誌のバックナンバーや面白い本を見つけるためです。神保町とかすごく憧れて、東京に行くたびに通ったのを覚えています。懐かしいですね。

 特集では様々な本屋が紹介されています。次に東京へ行った時、行きたい本屋を見つけました。やっぱり行きたくなる本屋の情報を見つけるならネットよりも雑誌ですね。綺麗にまとまってあるので探しやすいんです。

 東京の本屋以外にも金沢(石川県)や髙松(香川県)、尾道(広島県)の本屋も紹介されています。この特集を読んで東京以外の本屋へ出かける人も多そう。

  その次は雑誌TRANSIT(トランジット)です。TRANSITを知らない人のために少し説明するとTRANSITは美しい写真と1つの国や都市を深く掘り下げて書かれた文章を楽しめる雑誌です。

 TRANSITが出版されるのは3ヶ月に1度。1年につき4冊出版されます。毎号、1つの国に絞って特集が組まれます。私が購入した2017年夏号では「カリフォルニア・もう一つのアメリカ」特集でした。

 中身は他の雑誌では見かけないディープな内容で溢れています。例えばカリフォルニアの成り立ちから、カリフォルニアにあるモーテルの話、大麻、もしカリフォルニアという国があったら?という記事、、、等など。カリフォルニアを深く知れる記事ばかり。この号を読むだけでカリフォルニア通になれるでしょう。
 はじめてTRANSITを読む人はこんなオシャレで勉強になる雑誌があったなんて!スゴイ!と思うはず。専門書と雑誌のハイブリットとでもいうべき雑誌かもしれませんね。その高い価値を裏付けるようにAmazonではバックナンバー(中古)も大きな値崩れをおこすことなく取引されています。紙質も良くてコレクターズアイテムとして購入する人も多いです。

 雑誌はもう終わり。という人に読んで貰いたい雑誌でもあります。

 まだまだ続きます。BRUTUS(ブルータス)はやっぱり外せませんよね。面白い特集に定評があるBRUTUSを毎号欠かさずにチェックしている人、私以外にも多いんじゃないでしょうか?早速、紹介してみます。

 まずは写真手前のNo.860「日本一の「手みやげ」はこれだ!」です。この特集、何度目だ!と言いたくなるほど続くシリーズの最新版です。呆れつつも、やっぱり買ってしまいました。

 この特集の魅力は誰かに贈りたくなるような手みやげを見つけられること。手みやげはカテゴリ分けされて掲載されているのでとても探しやすいです。カテゴリも面白くて、バターサンド、魚卵瓶(イクラの瓶詰め等)、甘酒など面白いものばかりです。お菓子以外の手みやげってこんなにあったのかぁ〜と思うはず。

 写真も凝っていて手みやげの図鑑を見ているような感覚で楽しめます。こういうのはBRUTUSにしか出来ないと思います。

 写真奥にあるのがNo.842「新しいティーカルチャー。」です。コーヒー全盛の昨今、あえて紅茶を特集した貴重な1冊です。

 特集内容ですが、気軽に飲める紅茶のティーバッグ (Tea bag)が紹介されています。紅茶専門店ではなくティーバッグなところが新しいです。日本をはじめ世界各国の紅茶のティーバッグが網羅されているのでこの雑誌を読んだらきっとどれか欲しくなるはず。

 ティーバッグだから気軽にお店や通販で買えるところがいいですよね。デザインも良いのでそれを楽しむのもアリです。紅茶を飲む人なら買って損は無い雑誌。

 今年は何故かお茶に関する特集も多かったです。偶然にもHanakoとSAVVYでもお茶特集をやってました。コーヒーよりもお茶派(紅茶派)の私としては嬉しい限り。

 鮮やかな緑の表紙が特徴的なSAVVYでは本格的にお茶を楽しめるお店がたくさん紹介されています。京都はともかく大阪、兵庫、奈良のお店まで紹介されていて、改めてこの雑誌の高い取材力に驚かされます。東京に比べてお店の数が少ないが故に関西中を取材せざるを得ないという事情もあるのでしょうが、フットワークの軽さは東京の雑誌には真似できない所だと思います。

 それに対してHanakoはお茶の最新トレンドを追う感じに仕上がっています。表紙もお茶だけでなくお菓子が写っています。中身は東京で流行っているお茶のお店が目白押しです。Hanakoはお茶を浅く広く扱っている感じ。例えばアフタヌーンティー特集では中国、フランス、オーストリア、日本、それぞれをテーマにしたお店を幅広く紹介しています。多種多様なお店が密集する東京ならではの特集で、アフタヌーンティーといっても国ごとに色々な形があるのだと気づかされました。

 お茶カルチャーを掘り下げるSAVVY、最新トレンドを広く知れるHanako。両誌は方向性が違うので共通点は無いように思えますが、共通して紹介されていたお店がありました。そのお店は京都にある紅茶のお店、THE THREE BEARS(ザ・スリーベアーズ)です。

 両誌に紹介されたお店なのでさぞかし素晴らしいお店なのでしょう。こんなことってあるんですね。でも出来れば発売が後のHanakoには別のお店を紹介して欲しかったなと。 

 まだまだ続きます。まとめて3つをご紹介。1冊目はMeetsRegional(京阪神エルマガジン社)2月号。「関西から日帰りで行く、温泉天国。」です。MeetsRegionalはSAVVYの兄弟誌ともいえる雑誌です。いつもは飲食店の紹介が殆どですが温泉特集だったので購入しました。

 関西の温泉といえば有馬温泉(兵庫県)、城崎温泉(兵庫県)、白浜温泉(和歌山)が有名ですが、この特集では有名温泉以外の温泉にまでスポットが当てられています。紹介されている温泉の多くは地元の人しか知らないようなものばかり。こんなところに温泉ってあったんだ!と思ってしましました。関西の温泉を深く知りたい人にはぴったりな雑誌です。

 ちなみにこういうトコなんですよね。雑誌の良さって。グーグルマップで温泉と検索すれば「温泉」と名のつく施設はすぐに見つかりますが、数が多すぎたり、温泉ではないものまで表示されて分かりにくいことがありますよね。それが雑誌なら有名じゃないけれどオススメの温泉をすぐに見つけられます。ホントにこういう所はまだまだ雑誌の方が上だなって思います。

 2冊目はBRUTUS(ブルータス)、No.851「台湾で見る、買う、食べる、101のこと。」です。ブルータスの「101のこと。」特集は大好きなので購入。過去にNY、LONDONが特集されました。

 要は台湾のガイドブックなんですがブルータスが編集すると何故にこれほどオシャレに、そしてその国に行きたくなるガイドブックができあがるのでしょうか?台湾の理髪店が紹介されているのも面白い。台湾観光の永久保存版として使える内容になっています。買う価値在り!次は韓国や中国を特集してほしい。

 3冊目は一個人(いっこじん)8月号、「ちょっと不思議な日本の「祭り」大百科」です。一個人はシニア向けの雑誌です。特集が面白かったので購入。中身は日本各地の奇祭がたくさん紹介されています。どれもこれも面白いお祭りばかりで、実際に行ってみたくなったお祭りもありました。

 この雑誌も「雑誌っていいなぁ。」と思わせてくれました。奇祭って自分から積極的に調べないじゃないですか?もしウェブで調べてもフォーマット(紹介のされ方)はバラバラだし、分かりにくいですよね。でも雑誌なら地方やテーマごとに整理してあって、しかも面白くまとめてあるのでちょっと読んでみようかとなっちゃうんですよね。 

 2017年に買った雑誌のまとめは以上になります。まとめてみてやっぱり雑誌って最高だなって思いました。色んな情報が詰め込まれた雑誌をペラペラめくってみて、こんなお店があるんだ〜行きたいなぁと思う幸せ。この他にも雑誌の楽しみ方はたくさんあります。

 2018年はどんな雑誌に出会えるかのか楽しみです。みなさんも雑誌を楽しみましょう〜!

【反省・対策】総合旅行業務取扱管理者を独学で受験したら不合格になりました。

平成30年度(2018年実施)の総合旅行業務取扱管理者:試験の受験案内が発表されました。

www.jata-net.or.jp

 平成29年度(2017年)10月8日に実施された総合旅行業務取扱管理者試験を受験した結果、不合格となりました。国内旅行業務取扱管理者に合格した時と同様に独学での合格を目指しましたが、あと一歩及びませんでした。来年も受験するか迷いましたが、今まで勉強してきたのだからと思い直し、引き続きの受験を決めました。

 本当は合格して「合格のポイント」をブログに書くつもりでした。まさか不合格になってしまうとは。とはいえ不合格者なりに気づいた重要ポイントも幾つかあるので反省と対策をかねて記事にまとめてみました。

【最初に】
 この記事は国内旅行業務取扱管理者試験に合格し、総合旅行業務取扱管理者試験を受験区分E(受験科目が約款・海外旅行実務)で受験する人向けに書いています。独学で勉強することを想定しています。使用する参考書:ユーキャンの「総合旅行業務取扱管理者」*2019年版のU-CANの参考書がアマゾンに登録されました。

2019年版 ユーキャンの国内・総合旅行業務取扱管理者 速習レッスン【新運賃「ANA FLEX」等を反映】 (ユーキャンの資格試験シリーズ)

2019年版 ユーキャンの国内・総合旅行業務取扱管理者 速習レッスン【新運賃「ANA FLEX」等を反映】 (ユーキャンの資格試験シリーズ)

 

【科目について】
 受験区分Eの受験者が受験しなければならない科目は「約款」と「海外旅行実務」です。分かり易くまとめると以下のかたちになります。総合旅行業務取扱管理者試験を実施している日本旅行業協会のHPに掲載されている試験問題とあわせてこの記事を読んでもらうと分かり易いです。
試験問題・http://www.jata-net.or.jp/seminar/exam/guide/exam.html

★約款★
問題数:30問(100点満点)
試験時間:40分
★海外旅行実務★
問題数:52問(200点満点)
試験時間:80分
*海外旅行実務は問題冊子、資料冊子の2冊で行われます。2冊の行き来が面倒です。
*どちらも合格点は60%以上です。

 海外旅行実務は5つのカテゴリで構成されています。配点は各40点×5カテゴリ=200点となります。この記事の大部分はこのカテゴリの解説です。
 このカテゴリ分けは私が独断で分けたものです。平成29年度の試験問題と対応しています。ただ、28年度や27年度の問題でも基本的には同じです。詳しくは以下の通りです。

カテゴリ:航空運賃
問01〜08
カテゴリ:パスポート、税関
問09〜16
カテゴリ:英語
問17〜24
カテゴリ:海外観光地理
問25〜44
カテゴリ:航空知識、時間計算
問45〜52

【「約款」の反省と対策】

 「約款」では旅行契約に関する問題が出題されます。約款に関しては心配する必要はありません。というのも約款は「海外旅行実務」と比べて簡単だからです。試験範囲も限られています。ですので参考書を2週程度終わらせた後、日本旅行業協会のHPに公開されている過去問を全て終わらせるだけで自然と合格点以上の点数をとれるようになります。
 間違えた問題はその都度、参考書で何故間違えたのか確認して下さい。そうすることで知識が定着します。勉強時間は限られてくると思うので約款に時間をかけすぎないようにして下さい。「海外旅行実務」が勉強のメインです。

【「カテゴリ:航空運賃」の反省と対策】

 ここからは「海外旅行実務」の内容になります。「航空運賃」では問題文と資料(別冊子)を読んで正しい運賃を選択する問題が出題されます。航空運賃はJR運賃計算と比べてルールが少ないので参考書と過去問を繰り返し解けば全問正解できます。
 問題はスピードです。海外旅行実務は問題数の割に試験時間が短いので如何に問題を早く解くかが鍵になってきます。過去問を解く際には必ず時間をはかって下さい。
 今回、私は8問中2問ミスする失敗を犯してしまいました。結果的にそれが不合格の最大の原因となったと考えています。出題範囲が広い海外旅行実務では毎年出題される基本問題を確実に正解するのが大切だということを痛感させられました。
 また、運賃計算だけでなくフライトを変更した場合の手数料、キャンセルした場合の払戻額なども見逃さずに勉強しておくべきでした。

【「カテゴリ:パスポート、税関」の反省と対策】

 「パスポート、税関」ではパスポート申請時に必要な書類を選択する問題や、海外から持ち帰った時計やバッグが課税対象(税関)になるか問う問題等が出題されます。こちらも航空運賃と同様に参考書と過去問を繰り返し解けば全問正解が可能です。
 ただ注意したいのは税関関係です。免税範囲や海外市価、課税価格、簡易税率、動物検疫、植物検疫、、、色々覚えなければならないルールがあります。過去問を解いて間違えた問題については参考書を見ながら何故間違えたのか確認しましょう。
 私の場合、このカテゴリで1問ミスしました。今後は細かなルールを再確認して勉強するつもりです。

【「カテゴリ:英語」の反省と対策】

 「英語」では英検2級程度の長文が出題されます。英語が得意か不得意かで試験の難易度は大きく変わってきます。というのも比較的対策しやすい「航空運賃」、「パスポート、税関」、そして「英語」すべてで満点をとると40点×3カテゴリ=120点となり合格点の6割に達するからです。
 英語は国公立大学やそれなりの私大の入学試験をパスした人なら悩むことはありません。恐らく楽勝に解けるでしょう。しかし、問題は私の様に英語が不得意な人の場合です。
 そういう人はどの様な対策をすべきか?ですが、「英語が不得意」と一言で言っても不得意の程度は千差万別なので万人に勧められる様な対策はありません。
 ただ試験英語は旅行に限定した長文が出題されるため旅行関係の単語を覚えることが補助的な対策になりそうです。これについては参考書にまとめて掲載されています。
 私の英語対策ですが大学受験用の単語帳、英検対策用の英長文問題集を使って勉強しています。やはり英長文を読んだ経験が少なすぎました。
 私と同じ様に英語が苦手な人で、思い切って英語を捨ててしまおう!と考える人もいるかもしれませんが、それはオススメしません。何故ならこの試験以外にも様々な場面で使用でき、汎用性も高く、他者から評価されやすい英語を捨てて貴重な時間をこの試験でしか使わない勉強に使うのは勿体ないからです。
 幸いなことに、試験の英語は設問の選択肢が日本語で書かれていたり、出題テーマが旅行に限定されている等、英検2級レベルとはいえ若干難易度が抑えられています。
 希望はあります。英語が苦手な人でも諦めずにコツコツ勉強しましょう。私も頑張ります。

【「カテゴリ:海外観光地理」の反省と対策】

 「海外観光地理」では海外の観光地に関する問題が出題されます。このカテゴリの大きな特徴として問題数が他と異なり20問、配点は1問につき2点(2点×20問=40点)という点があげられます。
 正直なとろこ、このカテゴリの勉強はほどほどでOKです。時間をかけすぎてはいけません。
 というのも難しい問題に正解しても2点しか獲得できないからです。仮にここ以外で既に合計115点獲得していたとして、合格点の6割を越えるには海外観光地理で3問も正解しなければなりません。(2点×3問=6点。これに115点を加えて121点。6割をクリア。)
 この様にコストパフォーマンスが悪いです。しかも出題範囲は航空運賃や英語と比べて広く、知っていなければ解けない問題も多いです。よって他のカテゴリの勉強をした方が効率的です。私はここに時間をかけすぎて他が疎かになってしまいました。
 対策としてよく耳にする「旅行パンフレットを読む。」ですが、これも無駄です。旅行パンフレットに大きく掲載されているような有名観光地を単純に選び出す様な問題は出題されないからです。それに観光地(パンフレット)が多すぎて非効率です。
 そういうわけで参考書に掲載されているものを覚えるのが一番の対策です。実際、参考書に掲載された問題が多数出題されています。全体的にはメキシコ、インド、カリフォルニア(アメリカ)、ハワイ(アメリカ)、オーストラリア、イギリス、中国の観光地から頻繁に出題されている印象を受けます。*あくまで印象です。

【「カテゴリ:航空知識、時間計算」の反省と対策】

 「航空知識、時間計算」では現地時間計算、所要時間計算、都市コード、航空コードに関する問題が主に出題されます。計算問題やマニアックな知識が問われ、試験終盤に位置し時間に追われるため英語と並んで難しいカテゴリです。私はこのカテゴリの得点が最も悪かったです。次点は英語でした。
 問題の例をいくつかあげます。現地時間計算問題は東京が2017年11月1日午前9時の時、次に記す都市の現地時間は何時か?誤っているものを選択せよ。といったものです。
 この問題の難しさは問題文に記された都市がどの国にあるか知らないと解けない点です。例えばコナやブリュッセルがどこの国にあるのか知らないと問題を解けません。
 ブリュッセルがある国はベルギーで、ベルギーの時差は資料(別冊子)にGMT+1と書いてあるから、、、といった具合に計算する必要があるからです。マニアックな都市が出てきた場合、難しくなります。
 それから都市コードや航空コードも数が多いため難しいです。例えば都市コードのMRS(マルセイユ・フランス)とMSY(ニューオリンズアメリカ)は混同しやすいですし、航空コードのMS(エジプト航空)やNX(マカオ航空)は知らなければ文字だけで航空会社を推測できません。
 この様になかなか手強いカテゴリです。対策としては都市コード、航空コード、国の3つを対応させて暗記する、早く確実に時間計算を行う、といったところでしょうか。私の場合、早く確実に計算を行う部分が不十分だったので現在その対策(過去問)に取り組んでいます。

【その他・遠方の人はホテルを予約する。】

 総合旅行業務取扱管理者試験は国内旅行業務取扱管理者試験とは異なり、試験開始が午前からです。平成29年度試験では11時から。試験は大都市でしか開催されません。ですので住んでいる場所によっては余裕を持って会場に到着できないことがあります。
 その可能性がある人は前日、試験地に宿泊することをオススメします。1年に1度きりの試験です。電車が遅れたり、試験会場のどの部屋に行けばいいか分からず迷ったり、長時間の移動で疲れてしまっては損です。是非、試験概要(実施地)が発表されたらすぐにホテルを予約してください。
 試験概要は例年6月後半から7月初旬にかけて日本旅行業協会から発表されます。

【その他・マークした答えを正確にメモする。】

 試験問題はマークシート方式です。問題冊子は持ち帰りできます。自分がどう解答したか問題冊子にメモしておきましょう。すぐに自己採点が出来ます。
 その際、注意してほしいのが「正確にマークする。正確にメモする。」ということです。マークする箇所を間違えないようにして下さい。問題番号とマークシートの番号を対応させて下さい。
 そしてメモも正確に。私は自己採点で合格点を越えていたものの実際には不合格でした。これは本当にがっかりします。こうならないようにくれぐれも注意して下さい。
 解答速報はユーキャンが早いです。確実性ならJTB総合研究所です。これらよりも遅くなりますが日本旅行業協会からも公式解答が発表されます。

ユーキャン/解答速報http://www.u-can.co.jp/sokuhou/index.html

JTB総合研究所/教育プレスリリースhttps://www.tourism.jp/news/education/

【最後に】 

 総合旅行業務取扱管理者試験はしっかり勉強すれば必ず合格できる試験だと思っています。とはいえ私は不合格者なので説得力がないのですが。でもそう考えて勉強しています。私の様に勉強が苦手な人も諦めずに合格を目指して一緒に頑張りましょう!

足摺岬とジョン万次郎。高知で自然と人のコラボを楽しんできました。

 四国には2箇所、有名な「すみっこ」があります。1つ目は四国の右端にある「室戸岬」(むろとみさき)、そして2つ目は左端にある「足摺岬」(あしずりみさき)です。どちらも高知県内にある風光明媚な観光地です。

 でも単に景色が綺麗なだけじゃありません。というのも高知県の観光地は他県と比べて人との結びつきが強いんです!今回紹介する足摺岬もそうです。それって、どういうこと?と思った人にこの記事はオススメです。

 ということで「自然」と「人」の結びつきを感じられる「足摺岬」(あしずりみさき)を紹介します。足摺岬雄大な自然だとすると、それに対応する人は「ジョン万次郎」です!この人について簡単に説明するとこんな感じになります。

 ジョン万次郎(1827年〜1898年)は高知県出身の偉人で、足摺岬近くの村の漁師の息子として生まれました。ある日、彼が乗った船が嵐で難破し、遭難してしまいます。しかし、幸運にもアメリカの船に助けられ命拾いします。この時、彼を助けたアメリカ人船長から才能を見いだされアメリカに渡ります。そのアメリカで様々な知識を習得、帰国した後はその知識を活かして幕府、土佐藩で活躍しました。幕末の志士にも影響を与えています。

 といった人です。いや〜すごい人ですね。困難な状況にあっても自分の才覚で人生を切り開いたって感じの人ですね。今から100年以上も前にそんな人がいたなんて。ジョン万次郎という人を知って勇気づけられる人、結構いるんじゃないでしょうか。ジョン万次郎も多分、訪れたことがある足摺岬。少しですがご紹介します。

 まずは肝心な足摺岬までのアクセス情報です。足摺岬はかなりアクセスが悪い場所にあります。高知市内からも遠いです。したがって高知市内からゆっくり日帰り旅行、とうのは苦しいでのでやめておいた方がいいかもしれません。じゃあどうするか、ですが足摺岬の最寄り駅である中村駅(土佐くろしお鉄道)近くのホテルを予約して、そこからレンタカーで向かうのがオススメです。

 グーグルマップでは中村駅から足摺岬まで車で約1時間と表示されます。ですが、ルートにもよりますが道が狭く、場所によっては車両1台しか通行できない箇所もあるので2時間程度はみておいた方が無難です。

 レンタカーで険しい山道を抜けた後は足摺岬横の駐車場に駐車しましょう。お疲れ様でした。駐車場の周りは緑に囲まれているのでとても気持ちが良いです。駐車場近くにはトイレもあるので安心して楽しんで下さい。

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 駐車場を離れて足摺岬の入口に向かうとそこには、、、ジョン万次郎先生の銅像が!遠く太平洋を眺めています。ジョン万次郎先生も恐らく見たであろう景色を今、自分も見ている。そう考えると感慨深くなります。

 桂浜(かつらはま)にある坂本龍馬像もそうですが、高知県内にたてられた偉人の銅像はどれも太平洋を眺めるようにして設置されています。私はそこに高知県民の県民性、他では見られないキャラクター性を感じてしまうのですが皆さんはどう思いますか?

 足摺岬の入口には土佐偉人銅像案内図という看板もありました。よくこれだけ偉人の銅像をたてたなと。こんな看板があるのは高知県だけだと思います。この記事の最初に「高知県の観光地は他県と比べて人との結びつきが強い。」と書きましたが、その根拠の1つがこんな看板なんです。

 美しい自然に興味が無くても、人と自然のコラボであれば興味があるという人もいると思うので観光戦略としても上手い切り口を造ってるなと個人的に思ってます。

  ここから足摺岬に足を踏み入れます。入って早々、南国チックな植物が出迎えてくれます。こんな植物、普段見かけないですよね。珍しいです。

 この小道、すごくいいと思いませんか?生命力溢れる植物を身近に感じられるなんてかなり贅沢。夏でも風通しが良くて、微かにさす太陽の光が良い感じです。こんな道をドリンクを飲みながらゆっくりと歩いてみる。足摺岬の楽しみ方の1つです。

  小道を進むと展望台に通じる階段が見えてきます。これをのぼれば展望台です。

 展望台では足摺岬の四方を見渡すことができます。訪れたのは9月だったのでとても穏やかな太平洋が見られました。太平洋と自然。ひたすらに癒される景色が広がっています。こんな場所が近くにあれば最高ですよね。

 足摺岬、どうだったでしょうか?とても癒される場所だと思うので高知県に遊びに来たら行ってみて下さい。他にも足摺岬から歩いてすぐの場所に金剛福寺(こんごうふくじ)というお寺もあります。色々楽しめます。

 上の写真は金剛福寺に置いてあった「ジョン万次郎NHK大河ドラマ化」の署名用紙です。他府県民からすると坂本龍馬大河ドラマ化されてるから充分じゃないですか〜!とツッコミたいですが、地元の人はそうは思っていない様です。まだまだ高知にはスゴイ人はいるんだと。いずれにせよ、ジョン万次郎先生は高知県民から愛されているようです。

www.johnmung.info

【016】屋島に行けば瀬戸内海の美しさを100%楽しめる!

 香川県にきて絶対に行きたい場所といえば、金比羅さん、栗林公園丸亀城。どれも外せない超有名観光スポットです。でも、今回はそういった超有名観光地に隠れて目立たない観光地「屋島」(やしま)を紹介します。

 四国以外の人で屋島と聞いてピンとくる人がいたらそれはスゴイと思います。というのも屋島は平家と源氏が争った場所だからです。「壇ノ浦の戦い」を覚えている人は多いでしょうが「屋島の戦い」を覚えていた人は結構な歴史好きでしょうから。恥ずかしながら私は当然、屋島と聞いて何も思い浮かびませんでした。

 そんな歴史的に「争いごと」のイメージが強い屋島ですが、髙松市民にとっては癒しの場所として親しまれています。だから屋島には水族館や屋島寺があります。かつてはロープウェイもありました。例によって前置きが長くなりましたが、屋島の「いいとこ」を紹介しますね。

 まず屋島へのアクセスですが、ふもとから屋島ドライブウェイ(無料)が整備されているので楽に頂上までいけます。駐車場は有料です。駐車場に車を駐めて早速、周辺を歩いてみるとすぐに気持ちの良い景色を見られました。瀬戸内海の大パノラマを満喫できます。

 瀬戸内海にぽつぽつと浮かぶ小島は景色を面白くしてくれます。もし小島群が無ければ瀬戸内海がこれほど讃えられることは無かったでしょうね。香川県で美しい瀬戸内海を見たいなら間違いなく屋島!と思わせてくれる景色です。

 ただ、香川県の西に紫雲出山(しうでやま)というこれまた美しい瀬戸内海が眺められる場所があるんですが、そこは桜が所狭しと植えられている場所で特に春の景色が素晴らしいんです。ですので西の紫雲出山、東の屋島としておきます。

 通路もこんな感じにキレイに整備されています。これなら子供連れや、車椅子の人でも通行し易いと思います。

 屋島には軽食が食べられる場所もあります。昔ながらの建物がとても良い感じです。ふらっと立ち寄れる場所があるのも屋島の良さです。

 店内から外を眺めるとこんな感じです。夏なのに店内を心地良い風が通ります。

 こちらも店内から外を眺めた写真です。こういう場所ってなかなか無いです。お店の中から青空や森が見えるのは想像以上に癒されますよ。

 定番のうどんを注文しました。ツルツルしていて美味しかったです。

 うどんを食べた後は再び散策へとでかけました。真夏でも森の中は涼しいです。  

 そして日が沈む時刻になりました。太陽が瀬戸内海に沈んでいきます。この景色はずっと眺めていても飽きないと思います。日が沈む景色を最後に見たのは何時だっただろう、、、?いつも仕事に一生懸命でそんなことは忘れてしまったな、、、この景色を見た人は思わずそんな臭いことを考えてしまうでしょう。

 日が沈みました。高松市内からすぐの場所でこんなキレイな景色が見られるとは。行ってみて良かったです。

 屋島。どうだったでしょうか?ここ数年、観光業界には「絶景」ブームが起きていますが、その殆どはアクセスが難しい場所ばかりです。絶景を見るためにはそれに見合う苦労が必要ということなのでしょう。

 しかし、屋島ではそんな苦労をすることなく美しい景色が見られます。それは全て数百年前から屋島を大切にしてきた香川県人のお陰。本当に感謝です。そんなことに想いをはせつつ、、、。是非、髙松に遊びに来た際は寄ってみて下さい。