たなろぐ

安く旅行するのが趣味。

四国みぎした55フリーきっぷ:2日目編・その3

 四国みぎした55フリーきっぷの旅もようやく今回で完結です。(^_^)前回の記事では美術館・絵金蔵を訪ねました。絵金蔵で芝居絵鑑賞を楽しんだ後、小腹が空いたので歩いてすぐの食料品店兼食堂「とさを商店」に行きました。

 とさを商店に入ってみると中華蕎麦「ちゅうにち」が名物らしいので注文してみました。(^_^)「ちゅうにち」は絵金蔵やとさを商店がある赤岡地域で昔から食べられてきた中華蕎麦です。一時は飲食店店主の高齢化等でちゅうにちを出すお店が少なくなったそうですが近年盛り返してきているみたいです。

  これがちゅうにちです。ラーメンと比べて優しい味がしました。油っぽくなくて食べやすかったです。とろろ昆布やシラスがトッピングされているのも良い感じです。

 店内に置いてあった紙によると現在の東京都知事小池百合子氏もちゅうにちを食べに来たことがあるらしいです。有名なのでここは絵金蔵とセットで行きたいお店ですね。(^_^)

 とさを商店を後にして「あかおか駅」から高知駅へと向かいます。高知駅まででフリー切符の適用エリアは終了です。そのままJR高知駅から高速バスでJR髙松駅まで帰ってもよかったんですが、折角高知駅まで来たので中心部にも行ってみることにしました。

 中心部へはJR高知駅から「とさでん」に乗り換えます。JR高知駅からとさでん高知駅へは歩いて1分ほど。これは四国四県のターミナル駅から私鉄への乗り換え時間では最短です。例えば香川のJR髙松駅から最も近い「ことでん高松築港駅(たかまつちっこう)に乗り換えようとすると5分〜10分位はかかります。高知駅から中心部へのアクセスの良さ、分かりやすさは私が四国観光の初めに高知県をオススメする理由の1つでもあります。

 どこへ行こうか迷った結果、温泉に入ることにしました。目指すのはホテル三翠園(さんすいえん)に併設された温泉水哉閣(すいさいかく)です。とさでん「高知城前駅」で下車して10分位の場所にあります。今回は日帰り温泉のみの利用なのでホテル正面玄関からではなく川に面した温泉・水哉閣専用の入り口から入ります。(最後に地図を載せておきます。)

  入口から上階にあがると受付があるので料金を支払います。入浴料の他に追加で料金を支払えばバスタオル(100円)、フェイスタオル(50円)が借りられます。つまりは手ぶらで入浴できます。これは嬉しいポイントかと。脱衣所には無料の鍵付きロッカーもあります。スーツケースは無理ですがリュックくらいなら入る大きさです。

 脱衣所、浴室ともに広くて清潔なのでリラックスできました。(^_^)入浴後は再び高知駅へと向かいます。ここから高速バスでJR髙松駅へと向かいます。これで四国みぎした55フリーきっぷの旅は終了です。(^^)/フリーきっぷの有効期間が3日間なのであと1日は放棄したことになりました。それが勿体ないのですが時間が限られたサラリーマンなので仕方ありません。(^_^;)

 四国みぎした55フリーきっぷの旅、どうだったでしょうか?訪れた場所は高知城やひろめ市場等、高知の主要観光地と比べると地味な場所ばかりだったかもしれせん。でも地味だからこそ分かったことが沢山ありました。例えば室戸岬を出て西へと向かう路線バスから見た海沿いの景色は歩き遍路が如何に厳しいものか分かりましたし、三菱創業者・岩崎弥太郎が高知の田舎から如何に大きなことを成し遂げたのか分かりました。

 そういう意味で四国みぎした55フリーきっぷは一歩踏み込んで高知を知ることができるフリー切符です。興味がある人は是非、使ってみてください。

・とさを商店公式HP

http://tosawo.net/

 ・とさを商店の地図。営業時間は11時から19時まで。不定休日です。

https://goo.gl/maps/2Q3uWHzerVq

 ・ホテル三翠園(さんすいえん)

https://goo.gl/maps/SqR4XNfwhck

・ホテル三翠園の温泉水哉閣(すいさいかく)入口

https://goo.gl/maps/C9VcuqhRRAC2

2日目の日程表も載せておきます。よかったら参考にして下さい。

 

時間 移動 備考
08時30分→08時40分 徒歩・ホテルTAMAI→安芸駅ぢばさん市場 ここでレンタサイクルを借ります。
08時40分→09時10分 レンタサイクル・安芸駅→岩崎弥太郎生家 安芸駅から岩崎弥太郎生家まで30分もあれば着きます。
観光:岩崎弥太郎生家を見学。30分もあればゆっくり見学できると思います。
11時15分→11時42分 くろしお鉄道・安芸駅→あかおか駅 安芸駅併設のぢばさん市場もオススメです。
11時42分→11時52分 徒歩・あかおか駅→絵金蔵  
観光:絵金蔵で芝居絵を鑑賞。
昼食:とさを商店でちゅうにち。
13時45分→14時19分 くろしお鉄道・あかおか駅→JR高知駅 快速高知行き。
14時33分→14時58分 とさでん・高知駅高知城前駅 はりまや橋で乗換。車掌に乗り換えしたいと伝えて下さい。
温泉:温泉水哉閣(すいさいかく)
16時03分→16時30分 とさでん・高知城前駅→とさでん高知駅  
観光:高知駅には大規模なお土産屋さん有り。
17時40分→19時50分 高速バス・JR高知駅バスターミナル→JR髙松駅バスターミナル 黒潮エクスプレス

四国みぎした55フリーきっぷ:2日目編・その2

 2日目編・その2です。四国みぎした55フリーきっぷの旅もいよいよ佳境です。(^_^)まずは岩崎弥太郎生家を後にして安芸駅へと向かいます。レンタサイクルもここで返却します。

 時間的に次の目的地が最後になりそう、、、どこ行こうか、、、?と悩んだ結果、美術館の絵金蔵(えきんぐら)に決めました!絵金蔵は安芸駅(あき)から西に進んだ土佐くろしお鉄道「あかおか駅」近くにあります。ということで電車に乗ってあかおか駅まで向かいま〜す!

 とその前に安芸駅に隣接するちばさん市場で買ったオススメのお土産を紹介します。(^_^)v小松柚粋園(こまつゆすいえん)の「ゆずの香味」です。これはゆずの果汁に砂糖、はちみつを加えたシロップです。私は普段お土産は買わないんですが鮮やかなグリーンのパッケージに惹かれて思わず買ってしまいました。(^_^)

 このシロップをお湯で数倍に薄めるとゆずドリンクの出来上がりです!肝心の味ですがコンビニで売っているホットレモン(ホット飲料)より、ゆずの香味で作ったものの方がずっと美味しかったです。グルメレポが苦手なので上手く表現できませんが酸っぱすぎず、甘すぎずで味のバランスが絶妙でした。(^_^)vドリンクだけじゃなくてヨーグルトに入れるのも美味しそうです。ちばさん広場に立ち寄ったら探してみてください。(^_^)

 あかおか駅から歩いて10分位の所に絵金蔵はあります。絵金蔵は幕末から明治にかけて生きた高知県出身の絵師・弘瀬金蔵(ひろせきんぞう。通称:絵金)の作品が展示されている美術館です。

 弘瀬金蔵(ひろせきんぞう。通称:絵金)の詳しい説明はWikipediaに譲りますが、簡単に説明してみます。絵金は庶民出身ながら絵画の才能に恵まれ、江戸留学、有力絵師グループの狩野派加入、土佐藩家老御用絵師任命という当時の絵描きの頂点を極めた男でした。今でいうと橋本徹氏、田中将大氏といったところでしょうか。しかし、贋作事件(真偽は不明)に関わったことがきっかけで華々しいキャリアを失い高知県内を彷徨うことになります。そんな中たどり着いたのがこの絵金蔵がある赤岡でした。そしてこの地で芝居絵を描くようになります、、、

  どうですか?絵金に興味を持って貰えました?頂点からどん底まで落ちた男が書く絵がどんなものか見たいと思いませんか?それが見られるのが絵金蔵なのです。(^_^)

    美術館内は写真撮影ができないので拙い私の文章で説明させてもらいます。(^_^;)グーグル画像検索で絵金を検索したアドレスも載せておきます。

絵金 - Google 検索

 この美術館は面白い造りになっています。というのも美術館が保管する芝居絵は近くの神社のお祭り、須留田八幡宮神祭(するだはちまんぐうじんさい)の夜間、外で展示されるんですが展示室はその様子を再現した造りになっているんです。

 そういうわけで展示室は夜の様に薄暗いです。勿論、そのままではよく絵を見られないので小さなLED電球が付いた手持ち行灯で絵を鑑賞します。LEDの微かな光りにぼんやりと照らし出された絵は非日常を感じさせてくれます。芝居絵はダイナミックなタッチなので水墨画のように明かりが足りずよく見えないということはありません。ただ作品保護のため展示室に飾られているのはレプリカです。(^_^;)

 だだし保管されている芝居絵23枚の内、2枚だけはホンモノを見られます。(月1度展示替え。)ただし、、、2回目ですが。鑑賞は壁に設けられた穴からです。(^_^;)この美術館、展示方法がとにかく変わってます。面白い見せ方ですが少し残念です。作品保護上、致し方ないんですが。

 ここまでくると毎年7月に開催される須留田八幡宮神祭に行きたくなりますよね。夜店が出る絵金祭りも芝居絵が展示されるのでそちらもよさそうです。

 美術館に飾られた芝居絵は狩野派の画風と大きく異なっています。ここから、過去の華々しい栄光にすがることなく新しい土地で新しい道(画風)に挑戦した絵金の生命力を感じずにはいられませんでした。訪れたかいがありました。

 絵金蔵。どうだったでしょうか?興味があれば是非、足を運んでみて下さい。絵金の絵の素晴らしさだけではなく、絵金に絵を依頼できる程の資金力と高いレベルの審美眼を持った人々が地方にもいたということも分かりますよ。(^_^)

 次回でいよいよ最後です。(^_^)

・小松柚粋園(こまつゆすいえん)

http://yu-zu.net/

・絵金Wikipedia

弘瀬金蔵 - Wikipedia

・絵金蔵、グーグルマップ

https://goo.gl/maps/eFv2XfxvhMA2

・絵金蔵HP

www.ekingura.com

四国みぎした55フリーきっぷ:2日目編・その1

 2日目は岩崎弥太郎(いわさき・やたろう)の看板からのスタートです!岩崎弥太郎といえば知らない人はいないくらいの有名人ですよね。そう、三菱グループ創始者です。三菱UFJ銀行や、三菱重工三菱地所三菱商事などどれも日本を代表する企業として知られていますよね。日本で一番の街、東京・丸の内も三菱が造りました。

 そんな岩崎弥太郎ですが、彼は高知県安芸(あき)で生まれました。フリーきっぷのエリア内に安芸も含まれているので2日目はまずホテルTAMAIを出て岩崎弥太郎の生家へと向かいます。でも三菱グループの創業者が東京から遠く離れた高知県の生まれだったとは、、、にわかには信じられないですよね。(^_^;)

 岩崎弥太郎生家は土佐くろしお鉄道の安芸駅(あき)から遠いので車か自転車で行くことをオススメします。自転車は安芸駅に隣接する「ぢばさん市場」で無料で借りられます。店員さんに自転車を借りたいと言えば用意してくれます。(^_^)

 自転車、車を利用してひたすら北へ向かいます。上の写真はその道中に撮りました。見ての通りの田舎道です。この景色を岩崎弥太郎も見ていたんでしょうか、、、ということを考えつつ進みます。

  そしてついに岩崎弥太郎生家に到着しました!「家じゃなくて銅像じゃねーか!」と突っ込みを入れられそうですが生家の隣にあるこの銅像も見どころの1つです!何故なら巨像大好き高知県民の特性をここでも見られるからです。(^_^;)

 というのは冗談ですが大きくて躍動感がある岩崎弥太郎像は見応えがあります。手を大きく広げる姿からは日本経済に君臨する三菱を連想させます。是非、実物を見て下さい。ちなみにこの岩崎弥太郎像も太平洋に向かって立っています。高知県民と太平洋は切っても切れない関係の様な気がしますね。

 *当初、この銅像は安芸駅近くに設置されていましたが、現在は岩崎弥太郎生家に移設されています。この記事は移設後に書かれた記事です。

 おまたせしました!銅像を見た後はいよいよ岩崎弥太郎生家です!上の写真が岩崎弥太郎が生まれた家です。岩崎弥太郎生家を説明したパネルには「藩政時代の中農の屋敷」とありました。その説明通りこの家からは巨大グループ・三菱というイメージを感じません。ただ、丸の内の街にある巨大でインテリジェントなビルも始まりはこの家だったと思うとひたすらに感慨深いです。

 ちなみに三菱地所のCMに「三菱地所を、見に行こう。」というものがありますが、三菱地所を見に行く前にまずこの家を見て欲しいです。CMのYouTubeはこちら!

www.youtube.com

  まだまだ見どころは続きます!敷地内には家に面して造られた小さな庭があるんですが、これがすごいんです。上の写真を見て下さい。ただ無造作に石が並べられているわけではありません。なんとこの石、岩崎弥太郎が少年期に日本列島に見立てて並べたそうです!この庭を説明したパネルに書いてある文章も引用してみます。

岩崎弥太郎生家・庭の説明パネルより引用*

日本列島の石組み

 弥太郎が少年期に、天下雄飛の夢を託して、自ら石を組んだと言われています。「(日本列島は)我が庭の内にあり」といって庭を眺めていたことから、弥太郎の器の大きさを伺い知ることができます。

 上の写真は石の配置を分かり易く解説したパネルです。家の縁側に立ってこの庭を眺めると四国は手前では無く庭の奥になる配置になっています。高知を家の外(太平洋)に向かって配置したと考えると、岩崎弥太郎は日本というフィールドに飽きたらず世界まで見据えていたのかもしれません。これは想像が過ぎるかもしれませんが。(^_^;)

 敷地内には他にも三菱グループ協賛の記念碑が建てられています。三菱グループにお勤めの方々にとってはグループの源流を知るという意味でもオススメできそうです。

 岩崎弥太郎生家。どうだったでしょうか?岩崎弥太郎が生まれた当時の高知は険しい山々と太平洋に囲まれていて人やモノ、情報の流入が他の地域と比べて少なかったはずです。そんな不利な環境からまさに”大志”を抱いて東京へ打って出た彼の凄さに私は感服させられました。(^_^)

 徳島から室戸岬、そして岩崎弥太郎生家までの道のりはこの旅のハイライトでした。道のりまで含めるのが旅の楽しみですね。でも2日目はまだ終わりません。次回は「その2」を書きます。(^_^)

*安芸駅ぢばさん市場

HP・安芸駅ぢばさん市場

マップ・https://goo.gl/maps/GZAkEZTdstr


岩崎弥太郎生家

HP・岩崎弥太郎生家

マップ・https://goo.gl/maps/sG3oRoidnDC2

四国みぎした55フリーきっぷ:1日目編・その3

 室戸岬を歩いた後は、近くにある中岡慎太郎像へ行きました。恥ずかしい話、私は日本史に関してさっぱりで詳しく知らないんですが、中岡慎太郎という人は坂本龍馬と共に活躍した志士だそうです。彼は室戸岬から更に西の北川村という場所の生まれなので何故、室戸岬銅像があるのか分かりません。やはり雄大な太平洋、弘法大師室戸岬というイメージと偉人・中岡慎太郎が重なるのでしょうか。

 この中岡慎太郎銅像に限らず、高知県内には幕末から明治維新にかけて活躍した高知出身者の銅像、というよりは巨像が沢山あります。例えば高知駅前や桂浜(かつらはま)の坂本龍馬像、これから行く安芸(あき)の岩崎弥太郎像など。全国的にはやはり桂浜の坂本龍馬像が有名ですよね。こういう特徴?は他県では見られないのでそこも高知観光の見どころです。銅像は皆、海に向かって立っているのも興味深かったりします。(^^;)

  中岡慎太郎も恐らく見た室戸岬を今度は展望台から見てみます。中岡慎太郎像の後ろの階段から展望台に向かいます。場所はここです。https://goo.gl/maps/vZHJVjRzqLH2

 ここで注意。室戸岬灯台ではありません。ホントはこちらにも行ってみたかったんですがそうすると時間に追われてしまうので諦めました。

 展望台の上から見た室戸岬が上の写真です。植物と岩と海と空の連なりがなんともいい感じです。矛盾しているようですが雄大さと優しさを併せ持った景色の様な気がします。髙松から見る穏やかな瀬戸内海の景色とはまた違った良さがありますね。

 ここでちょっと話題を変えて室戸岬周辺のトイレについて説明します。室戸岬にフリー切符で行きたいけれどトイレはあるの?雨が降った場合、バスの時間までどう過ごすの?という疑問が出てくると思います。結論から言うとトイレもありますし休憩所もあります。詳しくは以下の通りです。

 ・室戸岬室戸岬のバス停から歩いてすぐのトイレです。クジラの外壁が目印です。マップはこちらです。

https://goo.gl/maps/XHGouSAKmFm

 ・休憩所は「室戸岬観光案内所(無人・出入り事由)」があります。こちらもバス停からすぐです。造りがしっかりしているので雨風をしのぐのにぴったりです。展望台も併設されています。マップはこちらです。

https://goo.gl/maps/CxE3KLp2iDt

  ・少し軽食をとりたい場合は「カフェ・ラポール」へ。ここもバス停からすぐです。マップはこちらです。(営業時間8時30分〜17時。休業日。火曜日第2水曜日、第4水曜日)

https://goo.gl/maps/rK3Eq5iEAKm

 私のオススメはカフェ・ラポールでバスの時間までゆっくり過ごす、ですね。空調が効いていて店内もとても落ち着くんです。近くにコンビニがない室戸岬まで融通が利かないバスで行くのはちょっと不安。という人でも安心して観光できる施設が揃っています。

 カフェ・ラポールで休憩した後、バスで室戸岬の西「安芸駅」(あき)に向かいます。今夜の宿は安芸駅近くのホテルTAMAIです。このホテルは安芸駅周辺では最も大きいホテルのようです。
 街の中心部にホテルTAMAIはあるんですが、近くに飲食店が少なく夕食を食べる場所を探すのが大変でした。昼に空いているお店はいくつか見つけたんですが、夜までとなると話は別で殆ど見つかりませんでした。フリー切符利用者は夕食をどこで食べるか事前に探しておいた方が良いです。そういう情報があればいいのになぁとも思います。

 ・ホテルTAMAI

https://goo.gl/maps/uQFo6sHUVu92

 今回の「その3」でやっと1日目編は終わりです。1日目を終えて思う事は、、、室戸岬すごい!でした。いい観光地です。次回からは2日目編を書いてみます。(^_^)

 最後に今回の旅程を表にまとめました。2017年1月時点で有効です。この旅程を見てもらえればだいたいのイメージを掴んで貰えると思います。フリー切符をどう使えばいいか分からないという人は良かったら参考にして下さい。

時間 移動 備考
07時50分→09時25分 バス・髙松駅→徳島駅 髙徳エクスプレス・1650円
09時51分→10時59分 JR・徳島駅牟岐(むぎ)駅 特急むろと1号
11時05分→11時19分 JR・牟岐駅→海部(かいふ)駅  
11時26分→11時37分 私鉄・海部駅→甲浦(かんのうら)駅 阿佐海岸鉄道
11時49分→12時38分 バス・甲浦駅→岬ホテル前 ※土曜日は平日ダイヤ
昼食:ジオパーク室戸
観光:御厨人窟(みくろどう)
観光:室戸岬。バス停近くにトイレ有。風雨がしのげる休憩所有。
観光:中岡慎太郎
14時49分→16時13分 バス・室戸岬→安芸駅 ※土曜日は平日ダイヤ
ホテル:ホテルTAMAI

四国みぎした55フリーきっぷ:1日目編・その2

 レストランで昼食を食べた後はいよいよ室戸岬周辺を歩きます。まず私が訪れてみたかったのが御厨人窟(みくろど)です。御厨人窟は四国遍路で有名な弘法大師空海が修行のため住んでいたとされる洞窟です。弘法大師が名乗った空海という名は、彼がこの洞窟の中から見た景色、つまりは空と海からきているみたいです。

 そんなすごい場所が室戸岬周辺にあるならもっと宣伝して欲しかったと思いつつ、ドキドキしながら御厨人窟に行ってみると残念ながら落石が相次いでいるため洞窟周辺には立ち入りできなくなっていました。最初に載せた写真はゲート手前から撮影したものです。下の写真はゲートの写真です。とても残念無念。

 ウィキペディアによると、どうやら御厨人窟は2015年に閉鎖されてしまったようです。ゲートの正面に立って左側の洞窟が御厨人窟ですが、右側にも洞窟があります。こちらは神明窟(しんめいくつ)といって弘法大師が修行したとされる洞窟です。こちらも勿論、立ち入り禁止です。

 洞窟の中から弘法大師が見た景色を自分も見てみたかったので本当に残念でした。(^^;)四国遍路が日本遺産に登録され、次は世界遺産へいう機運が高まっているのでなんとかこの流れに乗って落石対策をしていただきたいです。この場所はそれ位、値打ちがある場所だと思うのですが、、、。

 御厨人窟のことは忘れて次は今日のメイン室戸岬を目指します。室戸岬はゴツゴツした岩場が広がっていました。訪れたのは1月末でしたが海は穏やかで太陽がさんさんと輝いていました。こういう景色はとても高知らしい気がしますね。同じ時期でも日本海側だとこうはいきません。福井の東尋坊に行ったことがあると余計、そう思います。

 写真の様な穏やかな景色が広がっています。この景色を眺めるのが室戸岬の楽しみ方ですが近くの遊歩道を歩くのもオススメです。

  その理由は高知特有の景色が見られるからです。高知はよく”南国土佐”と言われますが、室戸岬周辺にも他ではなかなか見られない植物が自生しています。それにジャングルのような小道もあります。例えばこんな小道です。

 植物園でもないのにこんな景色が見られるところがすごい!ここ数年、雑誌BRUTUSなんかで多肉植物を中心に植物特集が組まれて人気を博していますがそういうのが好きな人にとって室戸岬はもってこいの場所です。冬ですらこの生命感なので夏にここに来たらどうなってるんでしょうか。(^_^)

 今回も思いのほか長くなったので「1日目編・その3」に続きます。

御厨人窟の場所はこちらです。

Google マップ

御厨人窟Wikipedia

御厨人窟 - Wikipedia

・遊歩道はどこからでも入れますが、「入口」の看板があったのはこちらです。
https://goo.gl/maps/b5kZXvm1Sw82