たなろぐ

安く旅行するのが趣味。

四国みぎした55フリーきっぷ:1日目編・その2

 レストランで昼食を食べた後はいよいよ室戸岬周辺を歩きます。まず私が訪れてみたかったのが御厨人窟(みくろど)です。御厨人窟は四国遍路で有名な弘法大師空海が修行のため住んでいたとされる洞窟です。弘法大師が名乗った空海という名は、彼がこの洞窟の中から見た景色、つまりは空と海からきているみたいです。

 そんなすごい場所が室戸岬周辺にあるならもっと宣伝して欲しかったと思いつつ、ドキドキしながら御厨人窟に行ってみると残念ながら落石が相次いでいるため洞窟周辺には立ち入りできなくなっていました。最初に載せた写真はゲート手前から撮影したものです。下の写真はゲートの写真です。とても残念無念。

 ウィキペディアによると、どうやら御厨人窟は2015年に閉鎖されてしまったようです。ゲートの正面に立って左側の洞窟が御厨人窟ですが、右側にも洞窟があります。こちらは神明窟(しんめいくつ)といって弘法大師が修行したとされる洞窟です。こちらも勿論、立ち入り禁止です。

 洞窟の中から弘法大師が見た景色を自分も見てみたかったので本当に残念でした。(^^;)四国遍路が日本遺産に登録され、次は世界遺産へいう機運が高まっているのでなんとかこの流れに乗って落石対策をしていただきたいです。この場所はそれ位、値打ちがある場所だと思うのですが、、、。

 御厨人窟のことは忘れて次は今日のメイン室戸岬を目指します。室戸岬はゴツゴツした岩場が広がっていました。訪れたのは1月末でしたが海は穏やかで太陽がさんさんと輝いていました。こういう景色はとても高知らしい気がしますね。同じ時期でも日本海側だとこうはいきません。福井の東尋坊に行ったことがあると余計、そう思います。

 写真の様な穏やかな景色が広がっています。この景色を眺めるのが室戸岬の楽しみ方ですが近くの遊歩道を歩くのもオススメです。

  その理由は高知特有の景色が見られるからです。高知はよく”南国土佐”と言われますが、室戸岬周辺にも他ではなかなか見られない植物が自生しています。それにジャングルのような小道もあります。例えばこんな小道です。

 植物園でもないのにこんな景色が見られるところがすごい!ここ数年、雑誌BRUTUSなんかで多肉植物を中心に植物特集が組まれて人気を博していますがそういうのが好きな人にとって室戸岬はもってこいの場所です。冬ですらこの生命感なので夏にここに来たらどうなってるんでしょうか。(^_^)

 今回も思いのほか長くなったので「1日目編・その3」に続きます。

御厨人窟の場所はこちらです。

Google マップ

御厨人窟Wikipedia

御厨人窟 - Wikipedia

・遊歩道はどこからでも入れますが、「入口」の看板があったのはこちらです。
https://goo.gl/maps/b5kZXvm1Sw82