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【016】屋島に行けば瀬戸内海の美しさを100%楽しめる!

 香川県にきて絶対に行きたい場所といえば、金比羅さん、栗林公園丸亀城。どれも外せない超有名観光スポットです。でも、今回はそういった超有名観光地に隠れて目立たない観光地「屋島」(やしま)を紹介します。

 四国以外の人で屋島と聞いてピンとくる人がいたらそれはスゴイと思います。というのも屋島は平家と源氏が争った場所だからです。「壇ノ浦の戦い」を覚えている人は多いでしょうが「屋島の戦い」を覚えていた人は結構な歴史好きでしょうから。恥ずかしながら私は当然、屋島と聞いて何も思い浮かびませんでした。

 そんな歴史的に「争いごと」のイメージが強い屋島ですが、髙松市民にとっては癒しの場所として親しまれています。だから屋島には水族館や屋島寺があります。かつてはロープウェイもありました。例によって前置きが長くなりましたが、屋島の「いいとこ」を紹介しますね。

 まず屋島へのアクセスですが、ふもとから屋島ドライブウェイ(無料)が整備されているので楽に頂上までいけます。駐車場は有料です。駐車場に車を駐めて早速、周辺を歩いてみるとすぐに気持ちの良い景色を見られました。瀬戸内海の大パノラマを満喫できます。

 瀬戸内海にぽつぽつと浮かぶ小島は景色を面白くしてくれます。もし小島群が無ければ瀬戸内海がこれほど讃えられることは無かったでしょうね。香川県で美しい瀬戸内海を見たいなら間違いなく屋島!と思わせてくれる景色です。

 ただ、香川県の西に紫雲出山(しうでやま)というこれまた美しい瀬戸内海が眺められる場所があるんですが、そこは桜が所狭しと植えられている場所で特に春の景色が素晴らしいんです。ですので西の紫雲出山、東の屋島としておきます。

 通路もこんな感じにキレイに整備されています。これなら子供連れや、車椅子の人でも通行し易いと思います。

 屋島には軽食が食べられる場所もあります。昔ながらの建物がとても良い感じです。ふらっと立ち寄れる場所があるのも屋島の良さです。

 店内から外を眺めるとこんな感じです。夏なのに店内を心地良い風が通ります。

 こちらも店内から外を眺めた写真です。こういう場所ってなかなか無いです。お店の中から青空や森が見えるのは想像以上に癒されますよ。

 定番のうどんを注文しました。ツルツルしていて美味しかったです。

 うどんを食べた後は再び散策へとでかけました。真夏でも森の中は涼しいです。  

 そして日が沈む時刻になりました。太陽が瀬戸内海に沈んでいきます。この景色はずっと眺めていても飽きないと思います。日が沈む景色を最後に見たのは何時だっただろう、、、?いつも仕事に一生懸命でそんなことは忘れてしまったな、、、この景色を見た人は思わずそんな臭いことを考えてしまうでしょう。

 日が沈みました。高松市内からすぐの場所でこんなキレイな景色が見られるとは。行ってみて良かったです。

 屋島。どうだったでしょうか?ここ数年、観光業界には「絶景」ブームが起きていますが、その殆どはアクセスが難しい場所ばかりです。絶景を見るためにはそれに見合う苦労が必要ということなのでしょう。

 しかし、屋島ではそんな苦労をすることなく美しい景色が見られます。それは全て数百年前から屋島を大切にしてきた香川県人のお陰。本当に感謝です。そんなことに想いをはせつつ、、、。是非、髙松に遊びに来た際は寄ってみて下さい。