たなろぐ

安く旅行するのが趣味。

水墨画の世界を旅する。冬の白川郷は最高!

 年末年始の休暇を利用して岐阜県にある世界遺産白川郷に行ってきました。白川郷は深い山々の中にあるのでこの時期はとても寒かったです。普段ならこういう時期は旅行を控えるんですが、寒い中いったかいがありました。(^^)/

 そう思うのは景色がバツグンに良かったからです。上の写真は白川郷を見渡せる丘(展望台)から撮影したものです。白川郷一帯に雪が積もって白と黒の世界、かっこよくいうと水墨画の世界が広がっていました!手前の木にも雪が積もっていて花の様だと思いませんか?私は久しぶりにこんなに綺麗な景色を見ました。(^_^)v

 緑が映える夏もいいですが、写真の様な世界が広がる冬の白川郷もいいですね。今回はこれから白川郷へ訪れる人に向けてのメモを書いてみようと思います。白川郷に行ってみたいけれど、いまいち楽しみ方が分からない、、、という人に読んで欲しいです。(^_^)

白川郷の楽しみ方

 白川郷の楽しみ方は色々ありますが私がオススメするのはやっぱり王道の合掌造りめぐりです。白川郷には有料で一般公開されている合掌造りがあります。しかも、そこでは今も人が暮らしています。いわば、ホンモノの合掌造りをめぐるのが面白いんです。ちなみに入場料は300円ほど。

 やはり合掌造りを外から眺めるだけでは本当の面白さは分かりません。中に入ってみてはじめて面白さが分かるんです。というのも一見、外からでは同じに見える合掌造りも中身は家ごとに全然違うからです。その違いを見たり、比べたりするのが面白いんです。

 例えばある合掌造りではこんな立派な囲炉裏が観光客を迎えてくれます。囲炉裏がある合掌造りはいくつかありましたが規模はここが一番大きかったです。囲炉裏なんかめったに見られないので珍しくて面白かったですね。それに囲炉裏に火が入っていたのも癒されました。これは寒い冬にいった人しか見られない貴重な光景です。(^_^) 

 続いてこちらの合掌造りでは野草茶が用意されていました。冬の寒い時期にこれは嬉しかったです。この野草茶を囲炉裏にあたりながら戴きましたがとても風情がありました。昔の生活は不便というイメージがありましたが、こんなほっとする時間もあったんですね。こういう体験は他ではなかなかできません。

 もちろん合掌造りの二階にもあがることができます。この写真は二階から撮ったものですが、現代的な建造物が写っていません。もしかするとここから見る景色は合掌造りが建てられた当時と変わっていないのかもしれません。そうだとすると昔の人が見た景色を今、自分も見てるんだなぁ、、、とそんなロマンを感じてしまいました。

  他に合掌造りの2階では農具が展示されています。ここは合掌造りごとに展示されているものが少しずつ違うのでゆっくり見るのがオススメです。こんなものまであるのか〜と思わせてくれます。私が面白いなと思ったのは木で作られたネコの家。下の写真を見て下さい。

  見ての通り?ネコの家です。ネコの家まで用意されていたとは。(^_^;)こんなものまであるのが面白いです。ただし展示物をじっくり見るなら暖かい春ですね。冬だったので寒かったです。(^_^;)

 もちろん景色も忘れてはいけません。合掌造りから合掌造りへと移動する際に見られる景色もまた格別です。どこを撮っても絵になる景色です。記事の冒頭にも書きましたがまるで水墨画の世界を歩いているようです。他では見られない景色を楽しんでみて下さい。

 白川郷に興味を持ってもらえたでしょうか?白川郷と同じ岐阜県内にある高山や下呂温泉と比べると近くに駅が無くアクセスが悪いですがそれでも行く値打ちがある場所です。興味を持った人は是非、足を運んでみて下さい。(^o^)

合掌造りのHP

・神田家 http://kandahouse.web.fc2.com/

・和田家 http://www.shirakawa-go.gr.jp/details/?i=68

・長瀬家 http://shirakawa-go.org/kankou/guide/189/