たなろぐ

安く旅行するのが趣味。

香川県から行く青春18きっぷの旅:2017年春:天橋立編【2】

 前回から引き続き天橋立の旅行記です。京都丹後鉄道・天橋立駅を出てすぐの場所に温泉を見つけました。駅チカに温泉があるのは良いですね〜。寒い冬はここで体を温めたり、夏はさっぱりできそうです。この温泉に立ち寄ってみたかったんですが、湯冷めして風邪をひきそうだったので今回は断念しました。(^_^;)

 後ろ髪を引かれる思いで温泉を後にしていよいよ天橋立へと向かいます。天橋立日本三景で唯一、日本海側にあります。どちらかと言えば日本海側の観光地が好きな私としては嬉しい限りです。(^_^)

 天橋立の楽しみ方は色々あります。例えば展望台から天橋立を眺めたり、、、そんな中で私が一番オススメするのはレンタサイクルで天橋立を横断するプランです。もちろん展望台から天橋立も見るんですが、レンタサイクルで天橋立を突っ切るプランは外せないという意味です。何故なら、自分のペースで砂浜や松林、海を見るのは格別だからです。(^_^)v

 そういうわけで、天橋立駅周辺で昼食を済ませた後はレンタサイクル屋を探します。レンタサイクル屋は天橋立周辺に沢山あるので気に入ったお店で借りて下さい。時間制限が無くて定額料金のものがオススメです。中には帰りは高速ボートで帰ってこられるものもあります。天橋立を様々な角度から楽しめるので行きはレンタサイクル、帰りは高速ボートのプランが良さそうですね。私はこのプランを知らずに往復レンタサイクルのプランを選んでしまいましたが。(^_^;)

  無事にレンタサイクルを借りられたら遂に天橋立へ踏み込みます!まずは赤い橋を渡ります。もう奥には松林が見えています。

 赤い橋を渡ると雰囲気が良い茶屋もあったりします。こういう景色、なかなか見られません。今回は冬の訪問でしたが夏に来るとここでかき氷が食べられたりするのでしょうか。夏にも来たくなってしまいました。

 そして次は青い橋を渡ります。赤い橋に青い橋。少しの変化ですがこういうのも演出ですよね。良い感じです。

 青い橋を渡るとすぐに天橋立海水浴場が見えてきます。ここは夏になるとすごい人出だそうです。交通アクセスが良くて綺麗な砂浜、穏やかな海、そして夏の太陽を遮る松林まであるので人気があるのも分かります。この砂浜で暫くぼーっとしてました。ゆっくりと砂浜を楽しみたいなら今回の様なオフシーズンですね。(^_^)

 天橋立ならではの穏やかな海。日本海と直接面している石川県や鳥取県の海はこの時期もっと荒いです。それはそれで迫力があって好きなんですけどね。

 この松林の並木道を通ります。道は整備されていて自転車でも通行し易いです。許可車両以外、自動車は通行できないのでノビノビできます。騒音が無い静かな道を楽しみましょう!

 松林の中からはこんな景色も見られます。自転車から降りてこういう景色を楽しむのもアリです。普段、忙しく仕事をしているとなかなか見られない景色ですよね。

 こんな感じでレンタサイクルを使うとゆっくり天橋立を楽しめます。しかも軽い運動もできるという、、、一石二鳥です。(^_^)

 レンタサイクルで天橋立を渡りきると次は展望台がある笠松公園に向かいます。ちなみに天橋立駅の近くにも天橋立ビューランドという展望台があります。天橋立編【3】に続きます。(^_^)

・知恵の湯

https://goo.gl/maps/QrnNjhcxvpn

天橋立温泉 智恵の湯 | 日本三景 天橋立ビューランド

香川県から行く青春18きっぷの旅:2017年春:天橋立編【1】

 青春18きっぷ香川県(髙松駅)から京都北部にある日本三景の1つ「天橋立」(あまのはしだて)に行ってきました。(^_^)髙松駅から京都駅まで青春18きっぷで行ったことがある人は多そうですが、天橋立まで行ったことがある人は少ないんじゃないでしょうか?

 髙松駅から天橋立の最寄り駅、京都丹後鉄道「天橋立駅」までは7時間もかかります。しかも途中、青春18きっぷが使えない京都丹後鉄道に乗り換えないといけません。それでも青春18きっぷを使った天橋立までの旅はとてもリーズナブル。もちろん、天橋立も見る価値があります。今回はそんな天橋立までの旅行記を書いてみます。

 出発は髙松駅です。最初に目指す駅はJR西日本と京都丹後鉄道が乗り入れる豊岡駅(とよおか)です。記事の最後に全行程の時刻表を載せませすが、今回のルートはとにく乗換が多くて大変です。豊岡駅まで4回も乗換しないといけません。岡山駅での乗換以外は乗り換え時間に余裕があるのが救いですが。

 列車を乗り継いで豊岡駅に着くとそこからは京都丹後鉄道に乗り換えます。京都丹後鉄道はJR豊岡駅の構内にあるので乗換は迷わないと思います。上の写真は京都丹後鉄道の電車です。出発日は3月にしては珍しく少し晴れていました。ラッキーでした。(^^)/

 京都丹後鉄道にのる前に忘れずにフリー切符を買いましょう!フリー切符「家族お出かけきっぷ」は大人1人、子供1人が京都丹後鉄道の全区間が乗り放題になるきっぷです。利用期間は土日祝日、何れか1日で大人1人でも使用出来ます価格はインターネットなら1500円、それ以外なら1800円です。

 インターネットで安く買うのがオススメですね。ただちょっと注意なのがインターネットの場合、購入後に表示される引換券を必ず印刷して持参すること!京都丹後鉄道の改札口で印刷した引換券とフリー切符を交換するという流れになっています。

 京都丹後鉄道の豊岡駅天橋立駅の片道運賃は1190円なので往復すると元を取れるので買わないと勿体ないです。(^_^)

 豊岡からさらに1時間。ようやく天橋立駅に着きました!到着時間は13時11分。青春18きっぷ1回分を2370円(11850円÷5回分)、京都丹後鉄道のフリー切符1500円。合計3870円で髙松駅から天橋立駅まで来られました!

 う〜ん、まさに青春18きっぷならではです。青春18きっぷを使う以外、この値段で髙松から天橋立までは来られないでしょう。次回の天橋立編【2】では天橋立の魅力を紹介します。京都に癒しを求めに行くのならば、、、「京都の海」に行くべきじゃないのか?、、、天橋立はそんな風に思わせてくれました。(^_^)

天橋立駅

https://goo.gl/maps/hGMJAF3hPa62

・京都丹後鉄道、「家族お出かけきっぷ」

【京都丹後鉄道】家族お出かけきっぷ(ID:23099)のツアー詳細|WILLER TRAVEL

 

2017年3月11日時点有効ダイヤ

6:08 髙松
7:04 岡山
*乗換
7:07 岡山
8:32 姫路
*乗換
8:39 姫路
9:31 寺前
*乗換
9:46 寺前
10:34 和田山
*乗換
10:49 和田山
11:22 豊岡
*乗換
12:00 豊岡
 13:11 天橋立

四国みぎした55フリーきっぷ:2日目編・その3

 四国みぎした55フリーきっぷの旅もようやく今回で完結です。(^_^)前回の記事では美術館・絵金蔵を訪ねました。絵金蔵で芝居絵鑑賞を楽しんだ後、小腹が空いたので歩いてすぐの食料品店兼食堂「とさを商店」に行きました。

 とさを商店に入ってみると中華蕎麦「ちゅうにち」が名物らしいので注文してみました。(^_^)「ちゅうにち」は絵金蔵やとさを商店がある赤岡地域で昔から食べられてきた中華蕎麦です。一時は飲食店店主の高齢化等でちゅうにちを出すお店が少なくなったそうですが近年盛り返してきているみたいです。

  これがちゅうにちです。ラーメンと比べて優しい味がしました。油っぽくなくて食べやすかったです。とろろ昆布やシラスがトッピングされているのも良い感じです。

 店内に置いてあった紙によると現在の東京都知事小池百合子氏もちゅうにちを食べに来たことがあるらしいです。有名なのでここは絵金蔵とセットで行きたいお店ですね。(^_^)

 とさを商店を後にして「あかおか駅」から高知駅へと向かいます。高知駅まででフリー切符の適用エリアは終了です。そのままJR高知駅から高速バスでJR髙松駅まで帰ってもよかったんですが、折角高知駅まで来たので中心部にも行ってみることにしました。

 中心部へはJR高知駅から「とさでん」に乗り換えます。JR高知駅からとさでん高知駅へは歩いて1分ほど。これは四国四県のターミナル駅から私鉄への乗り換え時間では最短です。例えば香川のJR髙松駅から最も近い「ことでん高松築港駅(たかまつちっこう)に乗り換えようとすると5分〜10分位はかかります。高知駅から中心部へのアクセスの良さ、分かりやすさは私が四国観光の初めに高知県をオススメする理由の1つでもあります。

 どこへ行こうか迷った結果、温泉に入ることにしました。目指すのはホテル三翠園(さんすいえん)に併設された温泉水哉閣(すいさいかく)です。とさでん「高知城前駅」で下車して10分位の場所にあります。今回は日帰り温泉のみの利用なのでホテル正面玄関からではなく川に面した温泉・水哉閣専用の入り口から入ります。(最後に地図を載せておきます。)

  入口から上階にあがると受付があるので料金を支払います。入浴料の他に追加で料金を支払えばバスタオル(100円)、フェイスタオル(50円)が借りられます。つまりは手ぶらで入浴できます。これは嬉しいポイントかと。脱衣所には無料の鍵付きロッカーもあります。スーツケースは無理ですがリュックくらいなら入る大きさです。

 脱衣所、浴室ともに広くて清潔なのでリラックスできました。(^_^)入浴後は再び高知駅へと向かいます。ここから高速バスでJR髙松駅へと向かいます。これで四国みぎした55フリーきっぷの旅は終了です。(^^)/フリーきっぷの有効期間が3日間なのであと1日は放棄したことになりました。それが勿体ないのですが時間が限られたサラリーマンなので仕方ありません。(^_^;)

 四国みぎした55フリーきっぷの旅、どうだったでしょうか?訪れた場所は高知城やひろめ市場等、高知の主要観光地と比べると地味な場所ばかりだったかもしれせん。でも地味だからこそ分かったことが沢山ありました。例えば室戸岬を出て西へと向かう路線バスから見た海沿いの景色は歩き遍路が如何に厳しいものか分かりましたし、三菱創業者・岩崎弥太郎が高知の田舎から如何に大きなことを成し遂げたのか分かりました。

 そういう意味で四国みぎした55フリーきっぷは一歩踏み込んで高知を知ることができるフリー切符です。興味がある人は是非、使ってみてください。

・とさを商店公式HP

http://tosawo.net/

 ・とさを商店の地図。営業時間は11時から19時まで。不定休日です。

https://goo.gl/maps/2Q3uWHzerVq

 ・ホテル三翠園(さんすいえん)

https://goo.gl/maps/SqR4XNfwhck

・ホテル三翠園の温泉水哉閣(すいさいかく)入口

https://goo.gl/maps/C9VcuqhRRAC2

2日目の日程表も載せておきます。よかったら参考にして下さい。

 

時間 移動 備考
08時30分→08時40分 徒歩・ホテルTAMAI→安芸駅ぢばさん市場 ここでレンタサイクルを借ります。
08時40分→09時10分 レンタサイクル・安芸駅→岩崎弥太郎生家 安芸駅から岩崎弥太郎生家まで30分もあれば着きます。
観光:岩崎弥太郎生家を見学。30分もあればゆっくり見学できると思います。
11時15分→11時42分 くろしお鉄道・安芸駅→あかおか駅 安芸駅併設のぢばさん市場もオススメです。
11時42分→11時52分 徒歩・あかおか駅→絵金蔵  
観光:絵金蔵で芝居絵を鑑賞。
昼食:とさを商店でちゅうにち。
13時45分→14時19分 くろしお鉄道・あかおか駅→JR高知駅 快速高知行き。
14時33分→14時58分 とさでん・高知駅高知城前駅 はりまや橋で乗換。車掌に乗り換えしたいと伝えて下さい。
温泉:温泉水哉閣(すいさいかく)
16時03分→16時30分 とさでん・高知城前駅→とさでん高知駅  
観光:高知駅には大規模なお土産屋さん有り。
17時40分→19時50分 高速バス・JR高知駅バスターミナル→JR髙松駅バスターミナル 黒潮エクスプレス

四国みぎした55フリーきっぷ:2日目編・その2

 2日目編・その2です。四国みぎした55フリーきっぷの旅もいよいよ佳境です。(^_^)まずは岩崎弥太郎生家を後にして安芸駅へと向かいます。レンタサイクルもここで返却します。

 時間的に次の目的地が最後になりそう、、、どこ行こうか、、、?と悩んだ結果、美術館の絵金蔵(えきんぐら)に決めました!絵金蔵は安芸駅(あき)から西に進んだ土佐くろしお鉄道「あかおか駅」近くにあります。ということで電車に乗ってあかおか駅まで向かいま〜す!

 とその前に安芸駅に隣接するちばさん市場で買ったオススメのお土産を紹介します。(^_^)v小松柚粋園(こまつゆすいえん)の「ゆずの香味」です。これはゆずの果汁に砂糖、はちみつを加えたシロップです。私は普段お土産は買わないんですが鮮やかなグリーンのパッケージに惹かれて思わず買ってしまいました。(^_^)

 このシロップをお湯で数倍に薄めるとゆずドリンクの出来上がりです!肝心の味ですがコンビニで売っているホットレモン(ホット飲料)より、ゆずの香味で作ったものの方がずっと美味しかったです。グルメレポが苦手なので上手く表現できませんが酸っぱすぎず、甘すぎずで味のバランスが絶妙でした。(^_^)vドリンクだけじゃなくてヨーグルトに入れるのも美味しそうです。ちばさん広場に立ち寄ったら探してみてください。(^_^)

 あかおか駅から歩いて10分位の所に絵金蔵はあります。絵金蔵は幕末から明治にかけて生きた高知県出身の絵師・弘瀬金蔵(ひろせきんぞう。通称:絵金)の作品が展示されている美術館です。

 弘瀬金蔵(ひろせきんぞう。通称:絵金)の詳しい説明はWikipediaに譲りますが、簡単に説明してみます。絵金は庶民出身ながら絵画の才能に恵まれ、江戸留学、有力絵師グループの狩野派加入、土佐藩家老御用絵師任命という当時の絵描きの頂点を極めた男でした。今でいうと橋本徹氏、田中将大氏といったところでしょうか。しかし、贋作事件(真偽は不明)に関わったことがきっかけで華々しいキャリアを失い高知県内を彷徨うことになります。そんな中たどり着いたのがこの絵金蔵がある赤岡でした。そしてこの地で芝居絵を描くようになります、、、

  どうですか?絵金に興味を持って貰えました?頂点からどん底まで落ちた男が書く絵がどんなものか見たいと思いませんか?それが見られるのが絵金蔵なのです。(^_^)

    美術館内は写真撮影ができないので拙い私の文章で説明させてもらいます。(^_^;)グーグル画像検索で絵金を検索したアドレスも載せておきます。

絵金 - Google 検索

 この美術館は面白い造りになっています。というのも美術館が保管する芝居絵は近くの神社のお祭り、須留田八幡宮神祭(するだはちまんぐうじんさい)の夜間、外で展示されるんですが展示室はその様子を再現した造りになっているんです。

 そういうわけで展示室は夜の様に薄暗いです。勿論、そのままではよく絵を見られないので小さなLED電球が付いた手持ち行灯で絵を鑑賞します。LEDの微かな光りにぼんやりと照らし出された絵は非日常を感じさせてくれます。芝居絵はダイナミックなタッチなので水墨画のように明かりが足りずよく見えないということはありません。ただ作品保護のため展示室に飾られているのはレプリカです。(^_^;)

 だだし保管されている芝居絵23枚の内、2枚だけはホンモノを見られます。(月1度展示替え。)ただし、、、2回目ですが。鑑賞は壁に設けられた穴からです。(^_^;)この美術館、展示方法がとにかく変わってます。面白い見せ方ですが少し残念です。作品保護上、致し方ないんですが。

 ここまでくると毎年7月に開催される須留田八幡宮神祭に行きたくなりますよね。夜店が出る絵金祭りも芝居絵が展示されるのでそちらもよさそうです。

 美術館に飾られた芝居絵は狩野派の画風と大きく異なっています。ここから、過去の華々しい栄光にすがることなく新しい土地で新しい道(画風)に挑戦した絵金の生命力を感じずにはいられませんでした。訪れたかいがありました。

 絵金蔵。どうだったでしょうか?興味があれば是非、足を運んでみて下さい。絵金の絵の素晴らしさだけではなく、絵金に絵を依頼できる程の資金力と高いレベルの審美眼を持った人々が地方にもいたということも分かりますよ。(^_^)

 次回でいよいよ最後です。(^_^)

・小松柚粋園(こまつゆすいえん)

http://yu-zu.net/

・絵金Wikipedia

弘瀬金蔵 - Wikipedia

・絵金蔵、グーグルマップ

https://goo.gl/maps/eFv2XfxvhMA2

・絵金蔵HP

www.ekingura.com

四国みぎした55フリーきっぷ:2日目編・その1

 2日目は岩崎弥太郎(いわさき・やたろう)の看板からのスタートです!岩崎弥太郎といえば知らない人はいないくらいの有名人ですよね。そう、三菱グループ創始者です。三菱UFJ銀行や、三菱重工三菱地所三菱商事などどれも日本を代表する企業として知られていますよね。日本で一番の街、東京・丸の内も三菱が造りました。

 そんな岩崎弥太郎ですが、彼は高知県安芸(あき)で生まれました。フリーきっぷのエリア内に安芸も含まれているので2日目はまずホテルTAMAIを出て岩崎弥太郎の生家へと向かいます。でも三菱グループの創業者が東京から遠く離れた高知県の生まれだったとは、、、にわかには信じられないですよね。(^_^;)

 岩崎弥太郎生家は土佐くろしお鉄道の安芸駅(あき)から遠いので車か自転車で行くことをオススメします。自転車は安芸駅に隣接する「ぢばさん市場」で無料で借りられます。店員さんに自転車を借りたいと言えば用意してくれます。(^_^)

 自転車、車を利用してひたすら北へ向かいます。上の写真はその道中に撮りました。見ての通りの田舎道です。この景色を岩崎弥太郎も見ていたんでしょうか、、、ということを考えつつ進みます。

  そしてついに岩崎弥太郎生家に到着しました!「家じゃなくて銅像じゃねーか!」と突っ込みを入れられそうですが生家の隣にあるこの銅像も見どころの1つです!何故なら巨像大好き高知県民の特性をここでも見られるからです。(^_^;)

 というのは冗談ですが大きくて躍動感がある岩崎弥太郎像は見応えがあります。手を大きく広げる姿からは日本経済に君臨する三菱を連想させます。是非、実物を見て下さい。ちなみにこの岩崎弥太郎像も太平洋に向かって立っています。高知県民と太平洋は切っても切れない関係の様な気がしますね。

 *当初、この銅像は安芸駅近くに設置されていましたが、現在は岩崎弥太郎生家に移設されています。この記事は移設後に書かれた記事です。

 おまたせしました!銅像を見た後はいよいよ岩崎弥太郎生家です!上の写真が岩崎弥太郎が生まれた家です。岩崎弥太郎生家を説明したパネルには「藩政時代の中農の屋敷」とありました。その説明通りこの家からは巨大グループ・三菱というイメージを感じません。ただ、丸の内の街にある巨大でインテリジェントなビルも始まりはこの家だったと思うとひたすらに感慨深いです。

 ちなみに三菱地所のCMに「三菱地所を、見に行こう。」というものがありますが、三菱地所を見に行く前にまずこの家を見て欲しいです。CMのYouTubeはこちら!

www.youtube.com

  まだまだ見どころは続きます!敷地内には家に面して造られた小さな庭があるんですが、これがすごいんです。上の写真を見て下さい。ただ無造作に石が並べられているわけではありません。なんとこの石、岩崎弥太郎が少年期に日本列島に見立てて並べたそうです!この庭を説明したパネルに書いてある文章も引用してみます。

岩崎弥太郎生家・庭の説明パネルより引用*

日本列島の石組み

 弥太郎が少年期に、天下雄飛の夢を託して、自ら石を組んだと言われています。「(日本列島は)我が庭の内にあり」といって庭を眺めていたことから、弥太郎の器の大きさを伺い知ることができます。

 上の写真は石の配置を分かり易く解説したパネルです。家の縁側に立ってこの庭を眺めると四国は手前では無く庭の奥になる配置になっています。高知を家の外(太平洋)に向かって配置したと考えると、岩崎弥太郎は日本というフィールドに飽きたらず世界まで見据えていたのかもしれません。これは想像が過ぎるかもしれませんが。(^_^;)

 敷地内には他にも三菱グループ協賛の記念碑が建てられています。三菱グループにお勤めの方々にとってはグループの源流を知るという意味でもオススメできそうです。

 岩崎弥太郎生家。どうだったでしょうか?岩崎弥太郎が生まれた当時の高知は険しい山々と太平洋に囲まれていて人やモノ、情報の流入が他の地域と比べて少なかったはずです。そんな不利な環境からまさに”大志”を抱いて東京へ打って出た彼の凄さに私は感服させられました。(^_^)

 徳島から室戸岬、そして岩崎弥太郎生家までの道のりはこの旅のハイライトでした。道のりまで含めるのが旅の楽しみですね。でも2日目はまだ終わりません。次回は「その2」を書きます。(^_^)

*安芸駅ぢばさん市場

HP・安芸駅ぢばさん市場

マップ・https://goo.gl/maps/GZAkEZTdstr


岩崎弥太郎生家

HP・岩崎弥太郎生家

マップ・https://goo.gl/maps/sG3oRoidnDC2